土御門院御百首・忠度之百首・沢庵之百首・いたみ
引用
『土御門院御百首・忠度之百首・沢庵之百首・いたみ』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-02341)
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ID
k50
コレクション内カテゴリ
- 小林文庫
文庫番号
50
書名
土御門院御百首・忠度之百首・沢庵之百首・いたみ
書名ヨミ
ツチミカドインオンヒャクシュ・タダノリノヒャクシュ・タクアンノヒャクシュ・イタミ
別タイトル / 旧書名
土御門院御百首寿百首詠二品
書名備考
書名は各内題による(「いたみ」は後半の文集の目録題)。中央書外題「土御門院御百首/〈付百首詠二品〉」。
数量
1冊
寸法・大きさ
25.4/17.5
丁数
52
原装・改装
原装
版写
写
刷り書写の態様
能筆上写本。
書型
大
成立
①:巻首「健保四三月日」。巻末附記「懐旧の御詠の御返しとて 民部卿定家/あかさりし月もさとりはおもふらめ古き涙もわすられぬ世を」。②:奥書なし。③:元奥書「元和六年冬日於和泉山中詠之/汚墨八拾一篇之内長六首/ひとつふたつひろはぬ玉も残らん/我をろかなる袖のせはきに」。④:奥書なし。巻末に全体の書写識語「慶安元戊子仲冬吉辰書之」。
成立西暦
1648
内容注記
前半は百首歌3種。目録「土御門院御百首/薩摩守忠度之百首/沢庵之百首」。①『土御門院御百首』:土御門院詠。堀河百首題。定家(朱書)と家隆(墨書)による点入り。巻頭「春/立春/朝あけの霞の衣ほしそめて春たちなるゝあまのかこやま」。11丁。②『忠度之百首』:平忠度詠。巻頭「春部/立春/東路やひと夜かほとにくる春に(1字傍記「をイ」)いかて先立霞成るらん」。11丁。③『沢庵之百首』:沢庵宗彭詠。烏丸光広による評語と点入り。巻頭「立春/今日立と聞心より出る日の光りも匂ふ四方の春かな」。11丁。○後半は近世初期の諸家による追悼和文集④『いたみ』。目録「いたみ/長嘯/中院中納言通村/江湖散人/北畠少将親顕/伴与九郎〈八幡住人〉/尾州高源院様」。目録1丁・本文17丁。以下の6篇を収める。1)「鳥鬣松」(正しくは「馬鬣松=うなひ松」):木下長嘯子作。元奥書「寛永四年四月日」。同年3月15日に17歳で没した娘みつの追悼歌文。和歌18首(本文には「二十首」とあり)と娘の母の和歌3首を付す。2)無題:巻首「中院中納言通村」。9月の末に没した親友の母の追悼歌文。「なもめうほうれむくゑきやう(南無妙法蓮華経)」を頭に置いた和歌を付す。冒頭部「紫のゆかりにもあらねと武蔵野のあたりにしたしき智(1字やや難読)有此十とせ餘りか程思はさるに父子兄弟かた++に行別しより母氏は故郷にとゝまりて…」。3)無題:巻首「江湖散人」。「石川殿中監」の母の追悼歌文。和歌2首。4)無題:巻首「北畠少将親顕」。「石川源当舎」の母の追悼歌文。「しよほうしつさう(諸法実相)」を頭に置いた和歌を付す。5)無題:巻首「伴与九郎〈八幡住人〉」。9月の末に没した「殿中覧(監)源敦高公」の母の追悼歌文。「夢幻泡影露電」と「色声香味触法」をともに1字宛詠み込んだ和歌6首を付す。6)無題:巻首「尾州高源院様」(名古屋藩祖徳川義直正室)。寛永9年9月3日に没した叔父浅野長重の追悼歌文。長文。冒頭部「寛永九つの年をのかちゝのすゑのおとゝ長重長月三日の日うせ給にけりと同七日の日なん告来りけるに夢かとものみうたかひて…」。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
911.147-Tu
備考
丹表紙、卍繋地・牡丹唐草文(空押)。料紙薄様鳥の子。半丁10行。和歌1首1行。○「名古屋松坂屋前/竹中書店」の古書販売ラベル。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
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