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神敵吉田兼倶謀計記(A)

引用
,『神敵吉田兼倶謀計記(A)』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00619)
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ID
j382
コレクション内カテゴリ
  • 神宮皇学館文庫
書名
神敵吉田兼倶謀計記(A)
書名ヨミ
シンテキヨシダカネトモボウケイキ
別タイトル / 旧書名
神敵吉田兼倶謀計記
書名備考
書名は内題による。国書総目録題同。原題簽左肩無辺「謀計記」(代赭色料紙)。
編著者
数量
1冊
寸法・大きさ
25.0/18.0
丁数
10
原装・改装
原装
版写
書型
成立
元奥書「権祢宜従四位下度会神主延佳揖ス(B本には「輯」とあり)」「吉田之先祖兼倶附会冗長ニ而朝廷ヲ軽シメ偽ヲ設候而伊勢大神宮之神体吉田ヘ飛来給之由従御内々及奏聞依之伊勢神官勅問之処神主等愁訴天下之珍事不過之吉田家偽候旨露顕仍而伊勢ヘ参宮ノ事被禁制畢」。書写識語「右一冊速水先生以本書写之畢/寛延三庚午年秋九月中旬/藤原親岑(朱印「親岑之印」「来田氏」)」。
成立西暦
1750
内容注記
延徳元年(1489)10月、吉田兼倶が吉田社に伊勢神宮の神体が降臨したと密奏した一件について、兼倶の虚言であることを根拠資料を挙げて批判した書。漢文体。内容は、①兼倶の密奏状:『中御門宣胤記』より引く。兼倶が類似の旧例を列挙した「自天上神器出現先蹤事」を付す。②中御門宣秀御教書案:「今度天降之神器」が「太神宮真実之御躰」であると天皇が認めた旨を記した、中御門宣秀より兼倶に宛てた綸旨(御教書)案文。この綸旨案が兼倶の徒党である白河伯二位民部卿の手跡であるとの附記あり。③中御門宣秀の添書:「太神宮真実之御体」との文言は以ての外であり、いかがなものかと民部卿に伝えたところ、民部卿が腹立した旨を記す。④松下見林附言:宣秀御教書案は「頃日於権門御見候」もので、兼倶を「天地之間不入罪人歟」とする。⑤両宮神主注進状:共に延徳元年12月付。一件は兼倶の虚言であって、綸旨勅書は召し返さるべきと愁訴する。末に編者の附記「右両宮注進状文章凡俗也自古代祢宜職者被撰補文博故実之器後世何不恥之哉但自此解状勅幣使四姓之内吉田卜部被除之寛永六年正保四年亦子細御尋之処依此解状実(1字、B本に「案」とあり)相残卜部兼倶末孫弥固不被入神宮者也」。
旧蔵印・識語
印記「来田氏家蔵」。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
175.82-D
備考
渋横刷毛目表紙。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
コレクション

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