禁邪録
引用
『禁邪録』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-01002)
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ID
j2055
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
禁邪録
書名ヨミ
キンジャロク
別タイトル / 旧書名
禁邪録
書名備考
上巻の原題簽存、左肩無辺「禁邪録 乾」。内題「禁邪録{キンジヤロク}上(下)」。
数量
2冊
寸法・大きさ
26.5/19.3
丁数
39
原装・改装
原装
版写
写
書型
大
成立
元奥書「右ハ宝暦三年冬三州岡崎大林寺寺中光善寺ヘ客僧来リ談義セシ時此切支丹ノ事ハ尾州御城下本国寺ノ縁起ナリ秘シテ見スルコト無ヲ此僧是ヲ得テ彼光善寺ニ於テ夜々談議ニ仕タリシ書留メシ者アルヲ乞求テ写之号シテ禁邪録ト云于時/宝暦四年甲戌春二月」。
成立推定
近世後期写
存欠
全2巻
内容注記
排耶書。漢字カナ交じり。切支丹の伝来、信仰形態の概略、南蛮西洋国の大王が、切支丹国の仙人憂婁眼{ウルガン}波手蓮{バテレン}と不羅天{フラテン}波手蓮を日本へ遣わし、帰伏させて国を取ろうとしたこと、先に日本にやって来た憂婁眼が信長に取り入り永禄寺改め南蛮寺を建立したこと、遅れて不羅天と医術に通じた弥里夷数{ヤリイス}と下理吾利{ゲリゴリ}が日本に派遣されたこと、秀吉時代に、秀吉を切支丹にするため、婆美安{バミアン}は寵臣の半江修理太夫の老母に取り入ろうとして有髪の僧、白翁居士と法問し敗れること、修理太夫の建言により秀吉が切支丹を追放したこと、家康時代になり、婆美安の弟子無三の証言により多くの切支丹が捕縛され俵に詰められ、次々にころんだ話。冒頭部「抑切支丹ト云ハ南蛮国ノ邪宗門也我日本国ハ小国トイヘトモ万国ニ勝レ国豊ニ五穀好熟金銀涌出シ四夷八蛮ニ勝レタル国ナレハ南蛮国王日本ヲ望コト古ヘヨリ年久シ然ルニ人皇百八代後奈良院ノ御宇弘治年中ニ南蛮国ヨリ彼国人始テツクシヘ入津シケリ…」。
旧蔵印・識語
識語「川辺豊方」。取得識語「嘉永四亥仲穐吉日/上肴町古道具店ニテ求是」(上肴町は三河岡崎か)。表紙裏に「神戸市葺合区坂口通五ノ一/白雲堂書店」の古書販売ラベルあり(2円50銭)。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
190.21-Ki
備考
縹色表紙。半丁10行。○奥書に見える大林寺は岡崎下肴町にある浄土宗西山派の古刹(岡崎市魚町一丁目)。光善寺はその末寺で寺域内にあり。名古屋の本国寺は不明。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
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所蔵機関
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