日野奥郡二十二社記
引用
,『日野奥郡二十二社記』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00783)
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ID
j546
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
日野奥郡二十二社記
書名ヨミ
ヒノオクグンニジュウニシャキ
別タイトル / 旧書名
伯州日野奥郡二十二社詣記
書名備考
書名は左肩書外題による。内題「伯州日野奥郡二十二社詣記」。
編著者
入沢浄次
(
イリザワキヨツグ
)
数量
1冊
寸法・大きさ
27.9/20.6
丁数
3
原装・改装
原装
版写
写
刷り書写の態様
転写本。
書型
大
成立
本文末に「…是予かふかくねかふ所なり于時宝暦九年己卯春三月入沢豊後守従五位源朝臣浄次これを記す」。巻末の「二十二社」の一覧冒頭に「一日野大社楽楽福大明神 神主従五位下入沢豊前守」とあり、著者は楽楽福(ささふく)大明神の神主。見返に所持識語「〈此主〉冨田秀丸」(本文同筆)。
成立推定
近世中期写
内容注記
伯耆国奥日野郡(現・鳥取県日野郡の一部)の22の神社を巡拝する「二十二社詣」の由来と神徳を記した趣意書。漢字かな交じり。朱雀院の御宇長暦3年に濫觴があり、五畿近き諸社は山川遥かで参詣し難いため、神恩を謝するために近村の神社より著名なものを選んで巡拝の霊場としたものという。文の末に「二十二社」の一覧あり、二十二社は「日野大社楽楽福大明神」(現・日南町宮内、西楽々福神社)、「同 楽楽福大明神」(現・日南町宮内、東楽々福神社)、「川上 宇佐八幡宮」(現・日南町河上、東楽々福神社に合祀)、「萩原 太歳大明神」(現・日南町萩原、多里神社に合祀)、「河本 若宮大明神」(現・日南町湯河、多里神社に合祀)、「多里 稲倉大明神」(現・日南町多里、多里神社)、「笠木 王宮大明神」(現・日南町笠木、日谷神社)、「茶屋 三社大明神」(現・日南町茶屋、三所神社)、「下阿皆禄(下阿毘縁の誤か) 熊野大権現」(現・日南町下阿毘縁、熊野大権現は不詳)、「印賀 楽々福大明神」(現・日南町印賀、楽々福神社)、「矢戸 厳嶋大明神」(現・日南町矢戸、東楽々福神社に合祀)、「大森 厳嶋大明神」(現・日南町大森、東楽々福神社に合祀)、「村尾 客大明神」(現・日南町三栄、東楽々福神社に合祀)、「霞村 七五三大明神」(現・日南町霞、霞神社に合祀)、「生山 神倉大明神」(現・日南町生山、生山神社に合祀)、「ウルノハラ(漆原) 大歳大明神」(現・日南町福長、高宮神社に合祀)、「上菅 皇后大明神」(現・日南町上菅、菅福神社)、「下岩見 松尾大明神」(現・日南町下石見、石見神社に合祀)、「河井 大蔵大明神」(現・日南町下石見か、石見神社に合祀)、「上岩見 大国主大明神」(現・日南町上石見、大石見神社)、「神戸上 山王大権現」(現・日南町神戸上、福成神社)、「神戸 田中大明神」(現・日南町神福、福栄神社)。
旧蔵印・識語
印記「富田」(墨長方印)。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
175.972-Ha
備考
共紙表紙紙縒綴本。○見返に墨書「斎家」。巻末に附記「吐普加身 依身多女/波羅伊玉意 喜餘目出玉」(三種祓詞)。○「二十二社」一覧中に「一川上 宇佐八幡宮 司官 富田大和」「一萩原 太歳大明神 神主 富田長門」「一矢戸 厳嶋大明神 同(司官) 冨田近江」とあり、書写者の関係者を含むか。○『二十二社詣詠草』参照。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
名大システム 古典籍内容記述的データベース
名古屋大学が所蔵する和漢古典籍について、書誌だけでなく内容までも詳細に記述したデータベースです。