檀香科
引用
『檀香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12634)
記載例をコピー
ID
M2005033018095131273
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
檀香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 101 檀香科
巻次
101-046
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
崎にて伽羅の上品を見たりしことあり、其色黒く光沢ありて其量重く、刮りて焚試みるに其香気醞籍、此品往時幕府の頃伽羅目利の家の見品に用ゐたる者なる、山金箋を貼して其上に上々伽楠貢香の六字を書す、此真に古渡伽羅の上品なる者なり、あまり珍らしき物ゆゑに次条に想像して其図を模写し好事に眎す、余別に香譚を著し、其原委品種名義を記載せり、異日銓次して世に問わむ、聊さか其名義の因るところを掲げ、本条の攷証となすのみ/此図「ハルホル」氏植物分科書に所載、甚た精細ならす、別に善図なけれは姑く摸写して考証となす/牙香(ヤーヒャン)は沈香料に属する樹材にして其質軽鬆、殆んと海綿状をなし、香気少なく平行せる讖質より成りし者にしてこれを嚼めば則稍苦味を覚ふ、此樹ウユルウイルリアム氏の攷証に由りては「スヘレンク」氏の所謂「アヽチネンシス」ローリロ氏の、[上上伽楠貢香]、と名づけたる一種の樹なりと確定せしが、「ローリロ」氏の之にバモヤン、按原文「ハモヤン」の漢字なし、恐くは婆木香の訛ならん」の漢名を挙げしを見れば仍前説を信用す可からさるに至る、己上「ドハンブライ」氏漢薬略記第二百六十四頁刪訳、按広東新語云、牙香香大塊剖開如馬牙斯為最下、已上新語の
科目
ビャクダン目ビャクダン科
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
続き
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について
こちらをご覧ください