自ヨ至ク
引用
『自ヨ至ク』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-01550)
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ID
M2005033014365010692
コレクション内カテゴリ
- 錦窠蟲譜
書名
自ヨ至ク
別タイトル / 旧書名
Vol. 003 自ヨ至ク
巻次
003-049
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
といふへし、をれまゝとにしかりとならハ、ささ蟹の蜘のおこなひといふつゝきから、いかにをやいふへきさゝ蟹の説、いと古くみるいひたりしかハ、後撰集に絶はつる物とハ見つゝ、ささかにの糸をたのめる心不を、さよとよミたれハ、今ハ蜘蛛の一名となりはてし也といへり、是のミならす、古今集に今しはとわひにし物を、さゝかにの名にかかり、我をたのむる此哥古今六帖に、くもの題に入、又つねならぬ身ハ、さゝかにのいとなれや、あまつ空なるたのミかくらむと見へて、くもなること明らけし、こハねとにハ通音なれハ、古くハ、さゝかねといひしを、後さゝかにとよひしにや、又尼ハ祢にもににも仮字用ひたれハ、泥をもにとよミ誤りしにや、篠竹の根の組からみあひたるを、蜘の名にかけたるの説らへなひかたし、或人云、詩?蛸在戸陸機云、一名長?、荊州河内人謂之喜母、此虫来着人衣当有親客至有喜也、衣通比女の比、かゝるふみハ、此国に来る説とも、もとよりこゝにもさる諺のありしにやといへり、此説いかにもしかなるへくおもへと允恭御宇以前より西土へ往来あり、もとより三韓貢をなせハ、此ふミなとの来らすともいひかたし、衣通姫是等のことを聞せゐひし、蜘蛛ハ何れにあれ、微小なるを見ゐひてよミませしにやあらん、?蛸ハ新撰字鏡
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
印「錦窠」「永世保存・錦窠物産庫・禁出門外」
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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