大社雑記
引用
『大社雑記』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00787)
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ID
j550
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
大社雑記
書名ヨミ
タイシャザッキ
別タイトル / 旧書名
大社略記
書名備考
書名は改装表紙書題簽(左肩、双辺枠墨刷)による。旧書名・内題(巻頭条見出しか)「大社略記」。
数量
1冊
寸法・大きさ
22.7/16.3
丁数
12
原装・改装
改装
版写
写
書型
半
成立
序跋等なし。版心上部に「北嶋(魚尾)」、同下部に「孝相庫書」とある四周単辺12行墨刷罫紙。
成立推定
近世中期写
内容注記
出雲大社に関する雑記。内容は以下の通り。①「大社略記」:本社と摂社である素鵞社・鷺社の祭神・縁起の略記。漢文体(訓点入り)。②「祭礼年中行事」:年中行事神事の一覧。漢文体(訓点入り)。③「〓{86C0}文」:嘉禄末年、北条氏が命じて大社を新造しようとした際に、虫食いの文字「居大煩物朕非素意若人帰徳栖高木足」が大社の柱に浮かび上がった説話。漢文体(訓点入り)。④「永雲夢想記」:延宝4年季秋、「我国君」が大社に参詣、画工狩野法橋藤永雲も扈従した。永雲は神前で、老眼であるのに鼻が低くて眼鏡を掛け難いため、「隆準」(鼻が高いこと)となるよう祈った。その夕、夢に一小蛇が木の葉を加えて現れ、それで鼻を撫でるよう告げる。翌朝、枕頭に二葉あり、鼻梁を撫でたところ隆起した。その後、御前で鼻が高くなったことを問われ、顛末を語り、木葉を献じた。葉の形は椛に似ていたが、それについて識る者はいなかった。永雲の依頼により某人が以上の話を記し、永雲が神龍霊蛇の形を模写して一軸とし、神徳を表するために「斎庫」に納めた、その記文。漢文体(訓点入り)。⑤「造営寄地願書綸旨御教書等」:後醍醐天皇等の寄進状の写し。⑤(無題):出雲国造の沿革を記す。漢文体(訓点入り)。末に「永宣旨」(奧に「寛文七年五月七日 左少弁資廉/国造舘」)あり。⑥「名境和歌」:大社周辺の名所を題した和歌や、大社にちなんだ和歌集。作者は「大社八景」(槐下散木通躬、権大納言光栄、左衛門督雅香、右近中将宗家、権中納言為久、亜槐公福、光禄大夫通夏、正二位実陰)、慈鎮和尚、作者不詳、冷泉入道、仲実、細川玄旨、水無瀬氏成卿、東山長嘯、藤原為景。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
175.973-Ta
備考
改装薄茶色表紙、渋斜格子刷毛目、布目(型押)。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
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