五加科
引用
『五加科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09230)
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ID
M2005033017034326063
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
五加科
別タイトル / 旧書名
Vol. 065 五加科
巻次
065-083
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
楤(たらの)木、山中にあり、枝なく針多く、其めだちあへあへ物として食す、味よし、毒なし【筑前続風土記】/{タ十五、朱書}、楤木、大島産、{【琉―(球)産物シ】、朱書}、本草戴、今山中亦有之、樹頂生葉山人采食、謂之鵲不踏、以其多刺而無枝故也、大島土名多羅木/楤木、郷名タロノキ●蔵器曰、生江南山谷、高丈余、直上無枝、茎上有刺、山人折取頭茹食、謂之吻頭●時珍曰、今山中亦有之、樹頂生葉、山人采食、謂之鵲不踏、以其多刺而無枝故也●大和本草曰、總木(タラ)木ニハハリ多シ、枝ナシ、其梢上ニ葉生ス、下ニ生セス、其葉ワカキ時食ヘシ、味ヨシ、小木也、高四五尺ニスギズ●用薬須知ニコレヲノセス/タラノキ/楤木、たらのき、たろうのき、おにのかなほう〈勢州〉、{(潅)、朱書}、たら〈防州〉、とりとまらす、おほとりとまらす、うどもどき、鳥不宿【遵生八牋】、鵲不踏【救荒野譜】、山作自生多し、一幹直立して大なるものハ丈余に至る、根上より樹上まて大ひなる刺を生ること甚し、春梢に嫩芽を生す、此芽をとりて食ふ、味ひうとに似てるゆへうどもどきといふ、又鹿此芽ヲ食ふて角を解すといへり、葉長る時ハ葉の茎三尺許り、一葉の大さ三寸許り、一茎に数葉を生す、葉の元に面背刺を毎々になして甚し、夏月穂を生し枝を多く分ち、小白花数百簇生し、後小き円き実を結ふ、熟して黒色となる
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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