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自讃歌聞書

引用
『自讃歌聞書』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00023)
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ID
g23
コレクション内カテゴリ
  • 後藤文庫
文庫番号
23
書名
自讃歌聞書
書名ヨミ
ジサンカキキガキ
別タイトル / 旧書名
自讃歌聞書
書名備考
書名は内題による。
数量
1冊
寸法・大きさ
21.4/15.8
丁数
76
原装・改装
改装
版写
刷り書写の態様
能筆上写本。
書型
成立
内題下部に「後鳥羽院」(巻頭歌の作者名)。序跋なし。巻末遊紙表に書写識語「明重(花押)」(或いは奥書か)。明重は室町時代の医者で連歌作者・歌人の半井明重。『名家伝記資料集成』によれば、丹波重長の長男。半井明茂の養子。本姓和気氏。号半醒軒。出家後の法名宗鑑。宮内少輔、甲斐守、典薬頭、施薬院使。永正4年剃髪。生没年不詳。『続眺望集』所収の和歌短冊と比較するに、本書の筆跡は一致する。
成立推定
室町時代写
内容注記
新古今時代の歌人の秀歌選『自讃歌』の注釈書。漢字かな交じり。冒頭部「さくら咲遠山鳥のしたり尾のなか++し日もあかぬ色哉/此歌はがの歌也たとへは作者嶋より帰路の時鳥羽殿にて俊成卿九十の御年参り給ふに嶋にて我か哀をかたりなとめされて二度我か位につく事は桜咲ことし桜は花の中のわう也其ことくめてたしといへり又遠きと云字は三年嶋に御座の間遠かりつるか今位に付て有事は山のうこく意のやうに民はくせいを哀まんとよみ給ふ也又山鳥の尾とはなんとりとも云字也したり尾とてとり分長き尾あり我かいにしへより俊成の歌をいくはく聞つれ共つゐにあかぬと云心を長々し日もあかぬとあそはす也引歌有原中将二条のきさき二十のか給ふ時そなき是も花の咲ちるにつゐて思ひやれは花にあかぬ歎といへり今夜ににる時之なきとはたとはゝ花は不断見るなれとも彼きさきの花をかさゝせ給ふに似たる時なけれはけふの今夜ににる時そなきとよめり」。
旧蔵印・識語
印記「懐風弄月書屋清玩」。巻末遊紙裏左端に別筆の贈与識語「出羽之国最上長崎 主賢智/賢光ヱ伝授スル」(2行目は別筆)。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
911.101-Z
備考
本文墨付74丁、巻末に遊紙1丁、元の後表紙見返半丁存。書写識語の奧に「ちやく連/月の行山に心ヲおくり入てやみなるあとの身ヲいかにせん」(後筆の同筆か、本書に脱する『自讃歌』歌の補記)。その外、巻末遊紙より見返にかけて、「難産之薬」以下の雑記あり。○「京都大学国語国文資料叢書」所収、伝頓阿著『自讃歌註』、宗祇著『自讃歌註』(寛文13年版本)とは別内容。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

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名古屋大学が所蔵する和漢古典籍について、書誌だけでなく内容までも詳細に記述したデータベースです。
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