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松柏科 松譜

引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17112)
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ID
M2005033019515136794
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 139 松柏科 松譜
巻次
139-017
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
一種、ひめこまつ、葉五やうにしてしもふり松と形同ふしてたヽ白色なきもの、一種、はづまりこやう、葉五針にして尋常の五葉松より葉短かし、一種、たかさごやう、葉五針にして尋常のこゆうより色少し薄く細くして短かし、一種、しもふりごやう、葉五針にして形尋常のこやうの如く全躰白粉を帯ふ、一種、つましろごやう、葉五針にして形常のこやうの如く、葉の先春芽出しより初夏まて白し、秋に至て全く緑色となる、一種、かむろこやう、からこ、葉五針にしてより戻るもの也、此五葉より変生するものなり、一種、あかまつ、赤松【彙花詳註】、朱松【同上】、樹皮赤褐色にして鱗甲なく皮薄し、葉も細く短し葉也、枝も黒松よりハ繁く、実も又多く結へり、一種、せんざいせう、性赤松にして葉の形も赤松の如く少短し、唯実生より二三年にして毬を結ぶこと一歳もヽの如し、此物前に云千歳松とハ同名異品なり、一種、をうこんせう、性赤松にして春夏の候ハ青く、秋の末より冬に至て全く黄色なり、一種、こうぎんせう、形状前條のしらかまつの如く、春夏の候ハ青白く、秋月至り紅を帯ひ、冬月に至り深紅となる、又春に至り紅き処白色となれり、一種、葉の形常の赤松の如くにして葉の先黄白色、一種、やつ房〈大坂〉、万代せう、近年大坂より来る、性赤松の類にして葉甚た細く、枝繁密なり、一種、したれまつ、さがらまつ、性赤松の類少して葉細く短く枝細くして下垂なること柿の如し/一種、りようのとげ、性赤松の類にして枝も葉も屈曲せり、松脂、まつやに、松膏【本草和名引大清経】、松肪、丹光之母、丹光真華之母、共に【同上】、慲【同書引兼名花】、木明【同書引録瞼方】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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