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楊柳科 デロ楊譜

引用
『楊柳科 デロ楊譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16027)
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ID
M2005033019314535709
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
楊柳科 デロ楊譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 125 楊柳科 デロ楊譜
巻次
125-032
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
ふに五十銭を費すへき価直の者あらず、西洋に於ても亦俗に之をコツトンウート、綿木の義なり、と称ふるを見れば従前、或ハ亦タ投機者流ありて之が効用を暴布せしことありしやも知れざれども、今日に至るまて農学者其人にして一人も之が絮の大利益あるを言ふ者なきハ豈卓見(たくけん)にあらずや、或ハ言此樹の絮に草綿二分を和せば以て紡(つむ)ぐべく、以て中綿(いれわた)とするに足ると、然れとも草綿二分を和すれば班枝花(ぱんや)も尚然るを得べく、犬猫の毛と云へとも尚中綿に用ゆるを得へし、何んてたゞ之が特功と為すべけん、且夫れかゝる収納しがたき絮を採りて二分の草綿を和し実用せんと欲するならば、寧ろ蒲公英茅牙(たんほこつばな)の種髪を採収せん、その入費少なきに如かさるへし、但此樹全く功なきにあらず、材用に用いては松柏に次(つ)くとも清人ハ云へり、器什に造らば亦無用の者とならす、况んや行道樹には最良の者たるべしと云へども、たゝ此か絮を大効ありと誤信し培植せば、後日至大の損失あらんとす、■我名の冒用せらるるを怨むに非ず、たゞ夫れ真効なく諸君を誤らんことを恐るゝ也、弊社長より此樹の事に付田中芳男先生に問い合せたるに、左の如き返状を得たり、併せて此に掲け以て一
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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