蘇鉄科
引用
『蘇鉄科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-15184)
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ID
M2005033019110734852
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
蘇鉄科
別タイトル / 旧書名
Vol. 141 蘇鉄科
巻次
141-046
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
鉄樹葉、ソデツ【本綱拾遺 巻五】六十二丁、説委シ/鉄樹、即鳳尾蕉、一名海椶櫚、身蕉葉勁梃対出〓〓如鳳尾、映日中心一線虚明無影、四時不凋、処々植之、図見前【中山伝信録物産考 人】/蘇鉄の効用【十文字信介記】、蘇鉄ハ雌雄株を異にしたる植物にして、多く南方諸国の気候極めて暖和なる地に産す、海綿状(スポンヂのやう)なる其木質より葛の如き者を製して食料となし得る事ハ、宛もサゴ米の如し、実に人体に滋養ある物なりと云ふ、西洋本草家の説に依れば諸国産の蘇鉄に食料となる者多しと雖も、就中日本産の者ハ最良なりと聞及ひしが、幸にも我南陽の地にハ天然生の者多く、現に鹿児島県下の佐多の岬辺なぞにハ此植物多く蔓生し、土地の人ハ其実を取りて間食となすの風あるよし、和蘭陀人ハ近来日本産の蘇鉄を渣蛙(ヂヤバ)地方に培養して已に一方の名産となせしに依り、西洋諸方へ出売したる者の金額ハ甚だ多しとの新聞を得たりしに、又聞き得たる其話ハ往昔琉球島に程順則と云へる有司(やくにん)あり、或る時島民に令して該島内周一里の地内に悉く蘇鉄を栽培せしむるや、島民ハ皆其何の為めたるを怪みて已まざる事数年ならざる
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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