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殼斗科 槲譜

引用
『殼斗科 槲譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14294)
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ID
M2005033018504533643
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
殼斗科 槲譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 115 殼斗科 槲譜
巻次
115-065
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
我邦に於てハ未だコルクを産せざるが故に、偶(たまた)ま我より硝子壜又ハ陶瓶にて輸出する物品あるも、其須ゆる所の「コルク」ハ尽く之を輸入品に仰がさるを得す、豈歎ぜざる可けんや、今若し吾国内に於て蚤(はや)く之か適度の地を撰定し播種培養せバ、他日貿易上に於て利益を与ふること又些少ならざる可し、况んや下文に陳述するか如き、洪利鴻益を生する物なるに於てをや、仏蘭西の東南地方より伊太利「アルゼリー」及び地中海の諸島に産出する者ハ「クワルキユスユベル」と称し、又仏蘭西の西南地方より葡萄牙(ポルトガル)辺に生ずる者ハクワルキスヲックステンターリス」と称する種類にして、先の種類に比すれバ稍下等なり、何となれば其樹質たる甚剛粗なれバなり、夫(か)の「サルシニー」島内に生ずるコルク樹林の如きハ世界中に於て最も著名なる者にして、僅に其一部に生ずる所にても八万五千株ありて二十年間に剥奪すること両回なり、而して毎株平均ニコルク七十五斤を得タリ、此の総数六百三十七万五千斤にして此価値百二十七万五千「ギユルデン」、即我凢凡五十一万円なりと云ふ、豈亦大ならすや、コルク樹に二種あり、一ハ即ち男「コルク」と称し、雌雄の雄にあらず、天然に山野に生し、其質粗剛にして弾力を含有する事少なけれバ工用に供し難しとす、故に今我輩が切に我国内に向て播種培養せんことを期望する所の者ハ所謂女コルク(亦雌雄の雌に非す
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
続き
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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