殼斗科 槲譜
引用
『殼斗科 槲譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14196)
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ID
M2005033018481133409
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
殼斗科 槲譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 114 殼斗科 槲譜
巻次
114-051
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
通名かしは、漢名槲、俗柏、{【日本樹木紀略】、朱書}、幹:高二三丈、囲五六尺、外皮灰白ニシテ黒ヲ帯、厚シテ拆裂ス、枝:偃蹇トシテ広張ス、葉:状ならノ葉ニ似テ更ニ濶大、長六七寸、濶之ニ半ス、周辺ニ大缺刻アリ、鰭状ヲナス、色深翠背淡青ニシテ毛アリテ厚ク、旧俗端午二餅ヲ包ム者是ナリ、一種樹葉薄クシテ軟ナルモノヲならかしはト呼フ、花:春月新葉ヲ発スル時花ヲ着ク、雌雄アリ、雄花ハ葇荑状ヲナシ栗花ニ似テ短小ナリ、雌花ハ葉荑ヲナサス、実:枝梢ニ実ヲ結フ、櫧子ニ類シテ較円ナリ、其蒂ニ斗アリテ軟刺ヲ密生ス、全体:老大ナル者多シ、形甚檪なら二木ニ類ス、数々伐採シテ能萌芽ス、適地:諸国アラサルナシ、二野地方最多シ、実植:実ヲ下シテ生シ易シ、材質:材白色ニシテ微赤ヲ帯フ、堅硬ニシテ重量ナリ、水湿ヲ受ケテ朽敗速カナラス、効用:建築等ノ用ニ堪ヘス、薪炭ト為ストキハ檪ならニ亞ク、木皮ヲ染料トナス、漁網ヲ染ルニ最モ必需ス、雑説:楊梅、罌子、桐、山毛欅、柯樹等ノ樹皮モ皆網ヲ染ムベシト雖トモ、此樹皮ヲ用ユル最多シ、故ニ多ク樹皮ヲ剥テ売出ス
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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