無花果科
引用
『無花果科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13650)
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ID
M2005033018341132352
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
無花果科
別タイトル / 旧書名
Vol. 110 無花果科
巻次
110-028
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○仙桃探花、無花果、{【蘭畹摘芳 四編七】、朱書}、此物関東ニテイチジクト呼ヒ、九州ニテハ「唐柿(タウガキ)、防長ニテモタウガキト称シ、イチジクハ別品ノヨシキケリ」、和蘭名ハヘイゲト呼ブ、翁嘗テ其樹及果ノ形状ヲ略識セリ、于時頃此果ヲ贈ル者アリ、因テ偶尓トシテ無花果ノ名謂ヲ疑フ、抑凡百ノ生植花無クシテ子ヲ結フノ理アランヤ、然レトモ漢已ニ此名ヲ命スルトキハ必ス其理有テ然ルヤト、李氏本草ヲ把テコレヲ披閲スルニ、時珍曰、無花果出楊州及雲南、枝柯如枇杷樹、三月発葉如花構葉(カヂノハ)、五月内不花而実出枝間云々○方輿志曰、広西優曇鉢、不花実云々○段成式酉陽雑俎云、阿駔【音楚】、出波斯、払林人呼為底珍樹長云々、無花而実、色赤類椑柿云々、二書所説皆即此果也、按ニ無花果ノ名ハ始テ食物本草ニ出ルト見ユレハ、新ニ李氏ノ命シタル歟、広州志ノ優曇鉢〔按、優曇花、優曇鉢羅花、唐翻云青蓮花、又霊瑞花世諺ニウトンゲノ花サクコトナシ云々、花サカヌトイフハ何ニ出タル説ニヤ、蓋此広輿志ニ出セル優曇鉢モ梵語ニシテ、印度近傍ノ名呼、コノ無花果ノ事ニモヤ知ル可ラス、又俗間芭蕉花ヲウトンケトイフ、東鑑ニ見ヘタリト、蓋此花モ発クコト稀ナリトイフ故ニヤ〕、波斯国阿駔、何ノ義ナルニヤ知ル可カラストイヘトモ、コレラゾ原称ナルベシ、原南方暖地ノ物産ナリト聞ケハナリ、便民図纂トイフ書ニ映日泉ト見ヘシハ、李氏無花果ト命セシヨリ前ノ事カ、コヽニモ引用セリ、蓋本条ノ名ハ李氏ヲ始メトヤスベシ、且コレヲ夷果類ニ出シタレハ従来漢地ノ無キ品ト見ヘタリ、既ニ今是楚
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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