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檀香科

引用
『檀香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12633)
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ID
M2005033018095031272
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
檀香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 101 檀香科
巻次
101-045
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○沈香並牙香攷 附伽羅攷(前号の続)、【工業新報 百四十八号】、附考、飜訳名義抄載阿伽曥、或悪掲嚕、此云沈香、南州異物誌曰、出日南欲取当先研樹壊、著地積久外、乃朽爛、其心堅者置之水中則沈、日沈香、其次在心白之間、不甚精堅者置之水中不沈不浮、与水平者名桟香、乃ち前条の所謂「アキヤル」なる者、即ち梵語の阿伽曥にして此種の属名となせし、「アキヲーリヤ」は拉丁の「アキラ」(鷲)に取り、其材の文理鷲羽の班紋に類似せるゆゑかくは名づけし者ならん、又其種名のアキヤロカ、梵語の阿伽曥の語略なるへし、広東新語にハ沈香の品種十五種を載す、想ふに今本邦の薬舗沈香と称する者大抵速香、桟香、牙香等にして真の沈香にあらす、本邦古代より貴重せし伽羅は是乃真の沈香となすへきものなり、又支那には伽羅を奇楠、或は奇藍と呼ふ、通雅に郎瑛曰潘希曽使安南其国作奇藍云々、奇藍は安南の語、即ち梵名阿伽曥の訛転なる事的なり、奇楠又棋楠は安南語の訛略ならんか、扨室町の末香博士志野宗信、伽羅出所六国を定む、即ち伽羅羅国、真那蛮真那賀、佐曽羅、寸門陀羅、按するに伽羅を国名となすこといぶかし、羅国は古昔の羅解にして今の暹羅ならん、寸門陀羅は即今の蘇門答剌(スマタラ)島にして真那賀は満剌加(マラカ)なり、佐曽羅ハ今のサボル、明史に所謂撤哈剌緬甸の如属地亜拉千の近海にある一島の名の訛転ならんか、真那蛮所在未だ詳ならず、伽羅古渡間々あり、新渡のもの絶てなし、余往年長
来歴・典拠・由来
工業新報百四十八号
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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