檀香科

日本語

○檀香、賛那曩、梵語、サンテルホウト、荷蘭、リクニュムサンタル、羅旬、サモタアンヒーヤーアンマアウ、満州方言、和産なし、檀香ハ惣名にして三種に分つ、【本草図譜　八十一】○白檀【集解】、イリヤウス、蛮名、白銀香【広東新語】、欃檀【通雅】、摩羅廋、梵語、【本草図譜　八十一】、白檀ハ和漢通名にして舶来あり、質柔にして脆く白色香強し、中島云、和にて護神香と云も白檀の上品より出る也といへり○黄檀【同上】、舶来の物あり、これをまめのこてと云、黄色を帯るもの也、又黄色に油色を帯るものをあふらきと呼ふ、白檀、黄檀のニ品ハ上にして薬用及ひ香に用ゆ○紫檀【同上】、紫楡【広東新語】、紫栴木【古今注】、リイニセツテレイス、荷蘭、ホウセントロカリマテユールホウト、同上、リクニシムカリマテユミリュム、羅旬、古渡の物ハ木理細密にして甚た堅く紫黒色也、新渡の物ハ木理粗にして紅紫色也、諸の器物に造る、香気なく薬用に稀に用ゆることあり、大和本草に釈氏の云、赤栴檀といへるハ紫檀なるへしといへり、【本草図譜　八十一】／ビヤクタン、ツウダン、シタン