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瑞香科

引用
『瑞香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12317)
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ID
M2005033018032430956
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
瑞香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 098 瑞香科
巻次
098-119
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
蒸せたる度を知るにハ甑をすこし引あげ、楮二三本引ぬき、手にて捻りむきて見るべし、むけ方よく末まですらりとむけて、末の丸からすたらりとするを度とす、むけても末の丸がるうちはまだあしきなり、蒸過たるハ宜し、大概一日に男女六人掛り未明より日暮るゝまで五六釜より七釜迄なり、扨蒸せる楮を甑より出し直に二度目をば予(かね)て〆縊りおき甑へ入蒸す、甑より取出したるをばこれも直にあつき内「ホムキ」といひて本の方を一本づゝ捻りて四五寸皮をむきおく、斯くほむきしたるを一人七八本持ちてその本を一本づゝ差し出せバ、他の一人之を受け両手にて剝き取るなり、此の剝ぎ取たるを一握位づゝにして干す、但し晴天一日も干せば末ハよく乾くなり、乾けバ末を把ねて本を解き、ばらばらにして逆(さかさま)まに掛けて又二日斗りも干し把ねおく也、種実採取方、三俣は秋冬より花を催し、春分彼岸前后に至りて全く開発す、其花は集合花の一種にして沈丁花に類す、白花にして黄を帯ひ、四月末に至りて実を結ふ、其実熟せざる者ハ緑色なり、夏至前二三日にして黒色に変し、手を着れば落んとするを期として採収する者とす、(未完){明治十六年三月二十四日 【農業雑誌】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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