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石南科

引用
『石南科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-10031)
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ID
M2005033017191827650
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
石南科
別タイトル / 旧書名
Vol. 075 石南科
巻次
075-062
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○馬酔木は和名なり、下学集にいわく馬食此草則死、故云馬酔木と、堀川百首に、とりつなけ玉田横野のはなれ駒つゝしのをかにあせみ花さく、万葉集に春日の馬酔木(あせミ)、異本ニツツシト訓、花の悪(あし)からすと、此歌馬酔の二字を填てあせミともつゝしとも訓せり、季吟の抄に異本のあせミ、いかんつゝじ、猶木悪者にやといへり、あせみ、れんげつゝじ倶に毒あり、故に借通じて両物の訓とせしなり、然れとも馬酔木ハあせみにしてつゝじに非す、西国にて此木をよしみしばと云よしなり、よしみハあしいの反名なるべし、あせみハあしいの転語ならん、調伏の法に此木を用る事あるよしなり、又万葉集に、礒の上に生る馬酔木(つゝし)を手折めど見すへき君かありといはなくにとあり、これハつゝじの事にしてよめりと見ゆ、つゝじハ常のつゝしに非す、蓮華つゝじなり、木葉倶に大にして花赤褐色(かばいろ)なり、凌宵花(のうせんかつら)に似たり、甚毒あり、佐渡の金山にハ他の躑躅(つゝじ)なく蓮華つゝしはかりなり、又南都春日の森にあせみ多し、故に杜鵑(ほとゝきす)来らす、あせみハ物理小識の山砒葉か虫を殺すに此葉を用ゆとあり、然れども願状なし、故に決しがたし、右橘泰ノ筆ノスサヒニ出
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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