石南科

日本語

イハツバキ、蔓南天、尾州方言、岩南天ともいふ、葉山茶（ツハキ）に似て狭く、背紫色なり、老すれハ褐色なり、茎に互生す、深緑色にして光沢あり、四時凋ます、得（エダ）ハ柔軟ニシテ崖に下垂す、花ハ黄精に似て葉間に錘る、遠州秋葉山中にて石上に生するもの有、多く見る、阿部、【草木育種　後ヘン】稿／【大和吉野郡中物産志】、岩南天、一名イホサシノ木、十津川、イハツバキ、西川、天川、廻川山谷、十津川、西川ニ生ス、少樹、高サ五六尺、其葉四時不凋、形状ワクラハニ似テ長ク、鋸歯アリ、四月葉間ニ穂ヲなし、五弁白花ヲ開ク