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石南科

引用
『石南科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09845)
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ID
M2005033017154027282
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
石南科
別タイトル / 旧書名
Vol. 073 石南科
巻次
073-088
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
ビヤウブナ、方言、伊奈郡処々深山端山等陰寒の地に自生する一種の樹也、其樹大木を見す、高さ一二丈のものハ老木也、林中の者ハ四五尺に不過もの多し、冬ハ落葉して春新芽を生する時是を摘とりて酒ずけて水に浸セバ多く浮沫を生す、それを去りて絞り水気去り米麦に和し焚食とす、淡味ニして臭気なし、凶荒飢民の如き米麦を不交、只一味に塩少し加て飽食すれとも其害を見す○又如前酒引き乾して俵入ルるに入数貯る所数十年経ても不食、味不変、荒年の用に供るもの在り○又乾葉を粒末にして雑飯中に少しく加れハ夏月の食物の饐れを防の効ありと云、右の二種の草木、むかし天明の度の凶歳、山中の庶民、是為に生命を保全せしもの多しと聞しか、天明丙申丁酉の荒年に多く其効を見る、又近年の凶作に貧民これに依て助けをえるもの多し、後更に其損害を見す、其無害可徴、是山民常食するものに聞所に御座候、木曽書上ケ/圭云、二種ハ山羅菊(キクナ)、山呆科(リヤウブ)也/{リ二、朱書}/サルパキ、奥ハ磐城方言、右伊吹産リヤウブノ処ニ加入いたし度也、{リ木二、朱書}/Clethra barbinervi(a、訂正)s Sieb et Zucc/Spirea tomentosa、リヤウブ?、葉及花穂似タリ、木也、mekonve/○りようぼう、山茶科、佐渡ニテ食料ニ供シ粥ノ中ニ焚ク、下民ノ食トス、越前ニテハカテメシモノヲ交フル飯
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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