梨譜
引用
『梨譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-07798)
記載例をコピー
ID
M2005033016353223229
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
梨譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 052 梨譜
巻次
052-114
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
梨、つぎてはやくなる、さしてもつく、つぎ木ハ正月芽ノ出ルとするときよし、三月花をひらく、李白か詩に白雪香シといひ、韓退之ハ千株の雪と称し、東坡ハ一株の雪といふ、是皆雪に比せり、長恨歌に梨花一枝春帯雨といへるハ楊貴妃を梨花に比せり、唐にハかく賞すれともやまととにハさはかり此花をめて翫ふ又なし、只其実のみ是を賞す、但唐の梨花ハ其いろすくたるにや、梨ハ百果の宗とてこのミの第一とす、味のよきあしき、其品多し、風寒あたらさるあたゝかなる所にうふへし、肥てやハらなる地によし、堅き痩地にてハたとひ実なりても味あしゝ、黒土砂土によろし、堅土赤土によろしからす、たかき梢にハおほくハ実のらす、花さかす枝をたはめ石を多くくゝり付てひきくなれは実のる、下枝を切へからす、大にして花さかさるハ切てつぐへし、【花譜】/{【国史草木昆虫考】、朱書}なし、梨をよみたり万葉巻六の歌詞に止時梨(トキシナシ)ニとよみ、また順抄に甲斐国山梨を夜万奈之、また備前国磐梨を伊波奈須とよみたれは、士清かいふ中酸の義にこそ、また或は柰子の音を謬用ふともいへり
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について
こちらをご覧ください