豆科 上
引用
『豆科 上』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-06231)
記載例をコピー
ID
M2005033016045920143
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
豆科 上
別タイトル / 旧書名
Vol. 038 豆科 上
巻次
038-129
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
一名、皂角、雞栖子、烏犀、懸刀、郷名サイカシ、皂莢●別録曰皂莢生雍州山谷及魯鄒県、如猪牙者良、九月十月采莢陰乾●弘景曰処々有之、長尺二者良、俗人見其有蟲孔而嘗見蟲形、皆言不可近令人悪病、殊不爾也、其蟲状如草葉上青蟲、微黒便出所以難見●恭曰此物有三種、猪牙皂莢最下、其形曲戻薄悪、全無滋潤、洗垢不去、其尺二者粗大長虚而無潤、若長六七寸、円厚節促直者皮薄多肉、味濃大好●頌曰所在有之、以懐孟者為勝木極有高大者本経用如猪牙者、陶用尺二者蘇用六寸円厚者、今医家作踈風気丸煎多用長皂莢治歯、及取積薬多用牙皂莢、所用雖殊性味不甚相違、其初生嫩牙以蔬茹更益人●時珍曰皂樹高大葉如槐葉、痩長而尖枝間多刺、夏開細黄花、結実有三種、一種小如猪牙、一種長而肥厚多脂而粘、一種長而痩薄枯燥不粘、以多脂者為佳、其樹多刺、難上采時以篾箍、其樹一夜自落、亦一異也、有不結実者樹鑿一孔、入生鉄三五斤泥封之即結莢、人以鉄砧槌皂莢、即自損鉄碾々之、又則成孔鉄鍋爨之、片落豈皂莢与鉄有感召之情耶/鬼皂莢/●蔵器曰生江南駅畔、状如皂莢、高一二尺、{和名久々佐、朱書}、肥皂莢、時珍曰肥皂莢生高山中、其樹高大葉如檀及皂莢葉、五六月開白花結莢、長三四寸、状如雲実之莢而肥厚多肉、内有黒子数顆、大如指頭、不正円、其色如漆而甚堅、中有白仁如栗、煨熟可食、亦可種之、十月采莢煮熟搗爛和白麺及諸香作丸、澡身面去垢而膩潤勝於皂莢也、相感志言肥皂莢、水充金魚辟馬螘麩見之、則不就亦物性然耳/●大和本草曰皂莢和名サイカシ、其木高大ニシテ刺多シ、葉槐ノ如シ、夏細黄花ヲヒラク、実ヲムスブコト莢(サヤ)大ニシテ子(ミ)ハ豆ノ如シ、莢ハ即皂莢也、又皂角ト云、皂角ハ刺(ハリ)ニハ非ス莢(サヤ)也、其能最多シ、喉痺及卒中風ニ用ユ妙薬也、莢直ニシテ厚ク肉多シテ粘(ネバ)ルヲ上トス、猪牙皂角ハ其莢猪牙ノ如クソリテ曲レルヲ云、ネバリナシ、皂角子ハ其莢ノ内ニアル子(ミ)ナリ、豆ノ如シ、皂角刺ハハリナリ、皂角、皂莢、猪牙皂角、此三者皆莢(サヤ)也、何モ薬ニ用ユ、肥皂莢ハ別ニ一物ナリ、本草ニ見エタリ●用薬須知曰皂莢、和名サイカチノサヤ、漢渡二種アリ、猪牙ヲ上トス、肥皂
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について
こちらをご覧ください