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豆科 上

引用
『豆科 上』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-06156)
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ID
M2005033016033519995
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
豆科 上
別タイトル / 旧書名
Vol. 038 豆科 上
巻次
038-054
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
槐、一名櫰、郷名ヱンジユ、{和名恵爾須、朱書}、●別録曰槐実生河南平沢可作神燭●頌曰今処々有之、其木有極高大者、按爾雅槐有数種、葉大而黒者名櫰槐、昼合夜開者、名守宮槐、葉細而者緑者、但謂之槐、其功用不言者、別四月五月開黄花、六月七月結子、七月七日采嫩実搗汁作煎、十月采老実入薬、皮根采無時医家用之最多●時珍曰槐之生也、季春五日而兎目、十日而鼠耳、更旬而始〓、二旬而葉成、初生嫩芽、可〓熟水淘〓食、亦可作飲代茶、或采槐子種畦中、采苗食之、亦良其木材堅重、有青黄白黒色、其花未開時状如米粒、炒〓煎水染黄甚鮮、其実作莢連珠中有黒子、以子連多者為好、周礼秋取槐檀之火、淮南子老槐生火、夭玄主物簿云、老槐生丹槐之神異如此○蔵器曰子上之房七月収之、堪染皀●大和本草曰槐花槐枝槐子槐膠皆薬材トス、又木ハ器用トス、順和名鈔曰、和名恵尓須(エニス)、今俗ニハエンジユト云、周礼朝士面槐三公位焉、春秋元命苞云、樹槐聴訟其下ト称ス、三公植於前、故大臣位ヲ槐門トス、大臣ニ任スルヲ任槐ト云、槐ニ大小二種アリテ葉モ大小アリ、小槐ノ木理ヨシ、花子葉皮膠トモニミナ薬ニ用ユ、槐角ハ実ノサヤナリ、花ハ唐ニテ染色トス、●用薬須知曰槐花、和名ヱンジユノ花、二種アリ、細葉ニシテ円ナルモノヲ真トス、新キヲ用ベシ、八新ノ一ナリ、一種黒槐アリ、イヌヱンジユト云、葉大ニシテ木皮黒色、実赤亦異也、功用大抵同シト云トモ小葉ノモノヲ可入薬用△槐角子ヱンジユノ実ナリ、小葉ノモノヲ用ユベシ△槐膠、ヱンジユノヤニ漢ヨリ来ルモノ一種ナリ、和木ハ膠(ヤニ)極メテ少シ、漢渡ノモノヲ用ベシ●一本堂薬選ニコレヲノセス/{ヱ一、朱書}/槐(エンジユ)〈信濃〉〈下野〉〈山城〉〈石狩〉〈陸前〉等ノ産、{十年博覧会――(解説)、朱書}、樹性高燥ノ地ヲ好ム、花後莢ヲ結ヒテ連珠ヲナス、内ニ実アリ、之ヲ採リテ日ニ乾シテ貯ヘ、春季ヲ待チテ下種す、発育甚速ナリ、又枝ヲ挿シテ能ク活ク十分ニ肥糞ヲ澆クヘシ、四十年ニシテ材トナスヘシ、百二十年ヲ伐期トス、材質堅硬木理密美ナリ、其色青黄ニシテ粗(ホヽ)桑樹ニ類ス、諸器盒トナシテ甚佳ナリ、又一回屈撓スレハ再櫽括スヘカラス、故ニ斧柄ニ最宜シ、或ハ建築材トナス、新材ニ適セス、蓋之ヲ焚ケハ一種ノ臭気アルヲ以テナリ、又膠脂ヲ取ルヘシ、或ハ嫩葉ヲ煎テ茶ニ代用シ、花ヲ採リテ黄色ノ染料トナス/槐(ヱニス)、爾雅集注云、葉小而青曰槐、音廻和名恵爾須、葉大而黒曰櫰、音懐一音瓌、葉昼合夜開謂之守宮槐、{【和名抄 巻五】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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