槭樹科

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教師「クラーカ」氏の説、北海道札幌近傍ハ寒気不足なるによつて糖分を得ること稍少とす、如何となれは該地近傍の寒気を米国槭糖を製する適地に比すれは暖かにして冬日華氏寒暖計零度に降ること一月乃至三月迄の寒暖平均三十三度にして零度稀有なれハ全く適地と云可からすと、今山形県の実験日誌に記載したる寒暖によりて論すれハ三月五日乃至四月九日迄の温度ハ平均四十一度にして零度に降ること僅かに四五回に過きす、故に北海道山中に就て至寒の地に充分試みなは、又或ハ該県よりも槭糖に適するの地なしと云可らす（以下次号）／○黄葉（モミチ）、一軽（葉、訂正）蛮ノニ非ズ、万葉名物考ニ説／○蝦手（カヘテ）、雞冠木、万葉名物考ニ右之説出ツ／カエテ、｛瑗■偈■、朱書｝、野雞楓又機楓