槭樹科
引用
『槭樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05369)
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ID
M2005033015482618445
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
槭樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 032 槭樹科
巻次
032-043
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
譲らす/○亜墨利加に於て一株の樹より糖を出すの量ハ其樹の新古と産地に随て四斤(ポント)より八斤の糖を得、或尚多くの量を得る、然ども甘蔗糖の廉価なると多く増加するに因て亜墨利加に於ても亦此糖を製造する事多分減するに至れり、然とも欧羅巴蓋亦我本国にても此糖の製造殊に少量に於ては総て園囿あるの家を保つ輩の注意を要す、是その操作煎熬に労少くして小家といへとも需用の糖を自ら製すべきが為なり、先つ砂糖カヘデを多数此地に植ゆること実に切要なるべし、然とも「ゲオーネアホルンボーム」彼尋常のカヘデの義、即「マストボーム」檣材となるべき樹(に用ゆる木、訂正)の義、も亦砂糖を製するに甚た便宜にして近来碩学「ウィブラント」及ひ「リービク」、共人名、「ギースセン」和蘭地名、に於て此法を詳に徴せり、此二氏ハこの樹幹より四百零七斤の液を得、此液より二百(余、抹消)零八及四分三ロードの糖を収め、又二十六年を経たる砂糖カヘデの十四幹より二百斤の液を得、此中に一百八十五ロードの糖を含めり、其液一斤中に砂糖カヘデは糖一ロードを含み、「ゲオーネアホルンボーム」ハ之に反して只半ロードを得るのみ、然とも「ゲオーネアホルンボーム」の液の量尚増加し得へきをは、猶多く力を労し、且煎熬の法に準ふて差別なるべし/一「ロード」ハ四義、但新ハ二義
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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