メインコンテンツに移動

槭樹科

引用
『槭樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05169)
記載例をコピー
CSV
ID
M2005033015444418053
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
槭樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 030 槭樹科
巻次
030-136
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
なき木也、享保年中渡り来りし楓木官園にあり、楓毬とて少さき鞠のことき実を結ふものにて、かいで類の実とは、大ひに異なり、葉は深山かいての葉に似て、深山かいてに接(つい)でもつりぬものなれは、同種にはあらず、葉の形よりたるより楓なりとあやまり用ひたるなるべし、順の倭名抄には、鶏頭樹の字を用ひて、かひでの木と和名を用ひたり、又鶏冠と書て、かいてと読めり、万の鶏頭花と混すべからず、紅葉ばといふ事、重言のやうなれとも、万葉にも紅葉はにをく玉露の色葉(イロハ)にもなど読る歌あり、其外歌には多く用ひたれば、もちひてもくるしからす、されと、俳の発句には手柄うすし、黄葉と出ても、もみぢと読也、又案するに、日本紀應神紀に、冬十月国栖人(クスヒト)国津物を献す、此国栖人常に菓を食ひ、亦蝦蟆を煮て上味とす、名つけて毛弥(モミ)と云、是より蛙(カイル)の異名をもみといいて、もみぢはやはり、もみでの転語なるへくもしるべからす、それを諸木より染る事まされりとて、紅葉と出て、通用せしにやいつれ、紅葉の事をもみぢといふも文字にてはあたらす、さすれば、紅葉ばと遣ひても、重言にならず、難なかるべし、もみで/二ノ三
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について

関連アイテム

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館

  • 槭樹科

    伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界 名古屋大学附属図書館