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菩提樹科

引用
『菩提樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03106)
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ID
M2005033015063313969
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
菩提樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 011 菩提樹科
巻次
011-033
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
シナノ木、菩提樹一種/山中ニ生ス、樹丈余、葉乗葉ニ似テ末尖リ互生ス、細ク深キ鋸歯アリ、大和本草載ル、ヘラノ木也【熊野物産志 二】/三十菩提樹科二十/{三八、朱書}/○ニヘシ、カミムリハ、或云コベレゲプ、シナ此また、楡の一種にして、其葉の形は、枝拶なとにひとしく、実のなりし様は、成道樹の実に類して、伹小なり、其後、又布となし、索となし、薦席の文となし、その用おほし、桜に出羽にても、シナといひて、布を織、また南部にても、マタといひて、布を織なり、此樹は、近野にもありて、其皮をいくえにもはきて、ひちめかせ馬の草くひに引はへわたし、蠅をさくる事なり、又索となして、シナ綱とも云り、太平記に信濃の皮むき千束なといふも、まさしく其なるへし、因て案に、信濃国は古事記に科野と云り、むかしシナの木、此国よりいつる物、花白し故に、郡名郷名にもシナと聞もの多し、即いにしへより、波閉科、妻科なといふ神社も更科なといふ地名も、ここにありて、木の名よりいてたりといへり、一説に、山国にて、階仮在地なるをもて、名つくともいへり、されは、諏訪の神前に、丘を構てカジの木二株を植たりことに、古木なり、又カジの葉を神紋といひ伝へたり、こは意味にや、或云草葛は万葉のサネ葛の如し、シナとは白き事(こと)なりとそ、又国史に栲樹をシナの木といふは
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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