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山茶科 茶譜

引用
『山茶科 茶譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02710)
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ID
M2005033014581713215
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
山茶科 茶譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 007 山茶科 茶譜
巻次
007-029
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
売ものの、名目に一ふく一銭といへり、海東諸国記に、人喜喫茶路傍置茶店売茶行人投、一文飲一碗と見えたり、○今西土にも煎茶のみ也と、明僧千呆の話なりとす、西土も始は龍団餅茶あり、我邦には是を用ゐす、赤茶のみを用う、○海人藻芥に、健盞に茶一服入て、湯を半ばかり入て、茶筅にてたつる時、たたふさこと湯の音の聞ふる様にたつる也、顕弁上人申されきと見へたり、○宇治茶に初音、後昔、伊昔等の号あり、三月節後、二十一日のに茶芽を摘を例とす、二十一日を合はせ、昔字也にて名とすといへり、近き代の御製とか、世のうち茶のみつつしのふ事とては此より後の者かたりそ、又別儀といふ名目は、珠光は松光の青香に茶をつめられしか、真壷あまり持返て茶いるるか故に蒸を少しよさせしより、珠光の別儀といふなり、○烏鼠同穴集に、後鳥羽院の御宇明恵上人茶の実を宇治と栂尾に植といへり、一説に将軍足利義満公大内氏に命して宇治に植しめられしより、始るといへり、もと丹波国上林郷より居をここに移せりといふ、○茶湯といふ事は、天龍寺の開山夢窓、筑前崇福寺の開山南浦入宋の時、持来りし台子を得て、其式を定めたれは、僧寺の行儀多しとかやされは、鎌倉北条乃未年に起り高時千刃(ハ)箭の城を攻しむる兵士百服茶湯をもて遊興せし事及、佐々木高氏宅、中七所設七番菜贈物七百名木非茶七十椀以請義詮、又与衆六十三人逓為、茶会と太平記に見へたり、百服茶は今いふ濃茶也、又薄茶あり、足利将軍義政公に至り、上下盛翫ひ、豊太閤に及て、北野の茶会[ ]家者流の集る三百五十余人にして、後天下に編しといへり、○宇治人の説に茶を採て製する間、濃茶
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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