山茶科

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ひさかき、和名抄に柃をよめり、賢木に似て小木なれはひきさかきの義なるへし、俗にびしやしやけとも、びしやかきとも、びしやこともいへり、九州にてあくしばといふ、灰汁柴の義なり、散木集に、紫にいくしほ染て藤のはなゆふひさかきの灰をさすらん、玉篇に柃可作染灰者也と見へたり、新撰字鏡には柃を元の木とよめり【和訓栞　巻二十一】中ヘン／ヒサカキ／柃、玉篇云柃音令一音、漢語抄云比佐加歧、○今本玉篇云カ丁カ井二切、按カ丁在平声十五青與音令、合カ井在上声四十静冷在上声四十一迥、其音不同此以冷音柃恐誤下総本令作零広本同並與広韻合似荊可作染灰者也、○柃灰見染色具、按相模俗呼柃、為阿久柴以焼葉入染用也【箋注和名抄】、三十／｛三十五、山茶科、朱書｝