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山茶科

引用
『山茶科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02462)
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ID
M2005033014535212747
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
山茶科
別タイトル / 旧書名
Vol. 003 山茶科
巻次
003-049
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
ぬ、秦文樹かいふ丹後ノ国にてハは神に奠るは統て樒にて其をさかしはといふといへり、また或人伊豆ノ国箱根ノ辺にても樒を用ふといへり、トアルハ一理アルニ似タレトモ、余山家ノ人ノ話セルヲ聞クニ樒ハ香気アリテ狼ノ忌嫌フコトノ甚シケレハ新葬ノ地ニハ必ス此木ノ枝ヲ折リ立テ塚ヲ発クノ患ヲ防クコトノヨシ、又葉ヲ乾シ末トシテ抹香ト名ツケ香火ニ用フルモコノ故ナリト、然ラバ元来仏経ニモ樒木ハ香気アル故ニ仏像等ヲ造ルニ相用ヒ来レリ、又山家等ニハ墓所等ニ植ヲケバ狼ノ害ヲサケル故ニ都鄙トモニ今ハ此木ヲ附、又万葉考槻乃落葉ニ一とせ越後国高田なる日吉神社の社人猪俣茂吉がふること学せんとておのかもとにありつるをり、この榊の事をいひつるに茂吉がいへらく、今神宮に用ひいへる榊といふ木ハ越の国にはなき木也といへり、故(カレ)己とひけるは、しからは越の国にては何その木を坂樹とはいへるぞと、問に今此所にて美者々木と、美者呉ともいふ、いへるは吾邦にて神事に用ひ来れる榊也といへり、是ぞ神武天皇の御製に伊智佐介幾未迺於朋鶏句塢云云とみよみましくなるへし、実の多けれは実栄樹といひしを今は美者々木とも美者
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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