宇佐八幡縁起
引用
『宇佐八幡縁起』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00802)
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ID
j565
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
宇佐八幡縁起
書名ヨミ
ウサハチマンエンギ
別タイトル / 旧書名
宇佐八幡縁起
書名備考
外題内題なし。書名は仮題。
数量
1冊
寸法・大きさ
25.5/16.7
丁数
20
原装・改装
改装
版写
写
刷り書写の態様
能筆上写本。
書型
大
成立
奥書等なし。室町末頃の書写。
成立推定
室町時代写
内容注記
宇佐八幡宮の縁起。漢字カナ交じり。半丁8行。欠損の多い残欠本。乱丁もあるか。震旦国陳大王の娘大比留女が7歳で懐妊、生まれた男子がウツヲ船に乗せて流され、大隅礒ノ岸に着き八幡となった話、一条院の御宇、院の秘蔵の鷹ハトヤが八幡に祈って親の敵のクマタカ(鵰)を取った話、平家の一類が宇佐宮に参り、今一度都へ帰すよう立願した際に、「世中ノ宇佐ニハ神モナキ物ヲナニイノルラン心ツクシニ」の歌が御殿より聞こえた話、永仁年中当宮の住僧栄舜法眼の弟子遠江が河野ノ彦三郎頼通の謀反に与して祈り、後に露顕して子弟共巻頭に召されユイノ浜で頭をはねられた話、など。各丁の表の初行と裏の終行、1丁:経大乗小乗ノ法心ヲ失ン事皇運末ニ成リ政道~大慈大悲ノ涙ヲチ苔衣シホル(以下3分の1行破損)、2丁:ヨリサキニツキ(1字「ケ」を左傍記)給シカハ大菩薩ノ霊験疑ナカリシコト~又利生ノヲソキト恨申シテ愚ナル同年八月十一日ニ、3丁:供奉ヲ所望シケルヲ大納言件ノ善男アルヘカラヌ~(表丁4行目の下半部以下欠)、4丁:カタク清浄ノ法味ヲモ誰カ備テ尊神ヲモ驚シ~ニモ文徳天皇御時法花経三千部談奉ル沙門内、5丁:宮ニマシマス帝御身ヲ守護シ奉ラントテ京都ニマ~野ノ大明神ト顕レ当社ニハ南楼ノ上ニマシマスト御託宣、6丁:給事コソ不思儀ナレ或時ハ帝王位靡異国軍~ニウツヲ船ニ乗テ流レツカン処ヲ所領トシ給ヘトテ大、7丁:海ニ浮奉ル日本大隅礒ノ岸ニソツキ給ケル其太~シカト敵コハクシテ数年ノ星霜ヲ送リ力ツキケレハ遥ニ、8丁:八幡ニ向奉テ此軍ニ打勝ハ金字大般若ヲ書供~(裏丁欠)、9丁:手ハ水鳥ニ鳩マシリテ追帰ス結句ノ合戦ノ時ハ白~ツケカハセ給シヲオシク思食ケレ共トテモイクマシカラハ、10丁:ハトテ籠ヲ出サレタリシニ軈テ八幡ノ弊柵ニ参テ首ヲカタフケサラン一度通夜ナルタニモ武内大明神、11丁:宮司従五位下永道ト国司源致任朝臣ト相論~始ル儀式在但当宮ニハイヌヰノ角ニ武内ヲハアカメ、12丁:奉給ヘハ君臣心ヲ一ニシテ上下違事ナシカヽル神慮~皇ノ御景色モカハリ供奉ノ卿相雲客モ心ヲ、13丁:毎夜ニ宝殿ヲ廻テ金ノ札ノ表ニ交名ヲ注サセ給也~タシクテ入給テ御沓計ヲトヽメヲキ一句ノ文ヲノコ、14丁:サレタリ法蔵比丘豈異人乎弥陀如来即我身是~(表丁5行目以下欠)、15丁:守敏参内シテ水瓶ニ栗入テ念誦シ給シカハ火気~(表丁6~8行欠あり)池ニ善女龍王(数文字欠)王ヲ勧請シテ雨ヲフラセン、16丁:ト思給テ七日ノ行法今二日申延テ行給シ時~王ヲ御使トシテ大自在天ヲ降伏セヨト仰ラル彼天是ヲ、17丁:テ也第廿六代ノ武烈天皇ハ人ヲモテ木ニノホセテ~(表丁3~7行欠)長寿王ノ子ニトラハレテコロサレントストミツト云レケレハ長、18丁:(表丁欠)~ノ生々世々ノ御敵ナルカ故ニ在世ニ生合三逆ノ罪ヲ成、19丁:マセハ是ヲ(数文字破損)ル人々ハ四皓カコモリシ商山月ニ望~(表丁の6行目以下欠)、20丁:冥慮ヲ忘テ去ヌル永仁年中当宮ノ住僧栄~縦ヒ非分返逆ノ人とナリ共縦ヒ異賊朝敵ノ輩ナリ共。
貴重資料区分
準貴重資料。古写本。
保存状況
汚損・破損あり(補修済)。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
175.995-U
備考
全丁裏打ないし間紙あり。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
名大システム 古典籍内容記述的データベース
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