神宮雑記
引用
,『神宮雑記』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00604)
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ID
j367
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
神宮雑記
書名ヨミ
ジングウザッキ
別タイトル / 旧書名
神宮雑記
書名備考
原題簽存(左肩無辺)。内題なし。
編著者
与村弘正編
(
ヨムラヒロマサ
)
数量
1冊
寸法・大きさ
27.9/20.4
丁数
113
原装・改装
原装
版写
写
刷り書写の態様
転写本。上写本。
書型
大
成立
①:3丁目裏、本文末朱書附記「已上外宮神拝神宮古来相伝之本也蓋中古異教習合之拝也今不用之事多然為不失故実如古本書留之者也已下神拝之外之故実同在古本之奥故令書写之如左」。補遺記事末朱書附記「右古本聞書之分如此是亦習合之事相交然為参考写留之也」。②:巻末朱書附記「右中古伝来之拝記也粗雖除呪文其拝揖之法不委曲恰略而似失事然今始用之以証之亦可也」。③:巻末朱書附記「右宮後神主朝雄伝来而度会朝貞本也此等大概准今之法宜信用也」。④:巻末朱書附記「右依度会常晨長官之命男二祢宜貞晨被撰之故実稍存而可法者也」。⑤:元奥書「〈写本ニ〉天文十三年九月十九日以守晨之本守通書之」「〈写本ノマヽ〉右二宮神拝外宮者古来所持之本写之内宮者常辰自筆ヲ写也/以上写本是迄也」。巻末朱書附記「右内宮拝度会朝貞同貞親本之写之」。⑥:巻末朱書附記「右内宮神拝記者慶安二年己丑秋九月紀陽亜相公御参宮之時依命永田氏純斎丈令予書両宮神拝記予於是外宮神拝者以常晨長官改正之本令書写之内宮神拝者予令浦田蔵人長次相尋之浦田氏亦相尋之於神宮以便右之本伝于予故此本亦内宮神宮之改正本也尤可信用焉」。⑦:1丁目裏に朱書附記「右祝詞者内宮祢宜荒木田経盛所載于神拝記也易神拝記者守晨以往之拝記無相違故今略之以其詔刀而已記之也」。5丁目裏に元奥書「常良卿自筆本」・朱書附記「右荒木田尚重所撰之小冊祓事也中臣祓右同小異為参考記之耳自是以下同本也」。7丁目裏に元書写識語「以常昌卿本祖父章尚書写之/亦如形写畢」。9丁目裏に元書写識語「本奥書云/以前一祢宜貞香手跡本書写之一校之」。19丁目表朱書附記「右荒木田尚重所撰之小冊抜萃至于爰其中祓倶勤仕之次第故実多皆可深秘焉」・同元書写識語「〈異本云〉此本者外宮常昌卿被記置本也去明徳四年八月廿七日自或人方借出書写之了/文明十四年三月廿五日於勢州山田西川原宝雲寺依難背貴命秘本祓一流分如形書写畢」・巻末朱書附記「右異本外題号天津宮太祝詞也其中習合祓多故今抜其萃以入尚重小冊之中予以比異本一校合了」。⑧:巻末朱書附記「右仮名服仮令度会常真以来授受之本而宮後神主朝雄所持之本也参宮之前過此禁忌而遂神拝之間今書写之以備亀鑑而已若欲知其詳則文保永正記等宜□見焉」。⑨:元奥書「明応八年己未六月十三日 荒木田神主俊重(傍記「印有」)」。巻末朱書附記「右内宮神宮故実伝来之本也大概同于外宮仮名服忌令雖然為知二宮大同小異之法書写之者也今世如有其法之異儀則宜守尚長官之下知者亦故実也」。⑩:元奥書「寛永十三丙子年九月吉日 〈二神主〉朝雄」。元書写識語「右之本亀田八左衛門殿丹波旦那所へ被遣候とて改書写申候以上 朝貞」。巻末朱書附記「右仮名服忌令以古本或省略之或補助之以度会朝雄及朝貞所撰之本也大概今世之定法也後世猶守此法而可也」。⑪:元奥書「慶安二年己丑秋九月/依人求集之 弘正」。巻末朱書附記「右従他国為参宮人始以仮名服忌令改作真名服忌令者也蓋応人需而然也凡服忌令者自神宮非出之本則強不可用之必矣予此挙雖難遁僭踰之罪聊不交私言只臨時随求不得止者如此粤当長官常晨平日有謂文保永正記等者文章不通俗而不便于日用況又有古今沿革哉仮名服忌令者其辞至近而稍雖通于上下亦略而失事共不能無遺憾矣幸一祢宜多聞古老而自先考貞副以来依人問屡議論之故諳覚古今之定法今也以其故実口訳之旨使神官之中有文筆之才者書之以欲伝于後世度会朝貞貞親延良等数家此命如予者亦再三蒙此命官長之意念可喜尚矣然文才之士不得其餘力如予亦有志不果営営而渉日他日応命始事以成之則通俗従道従他国至吾国用之無費守之無失則幸甚」。⑫:元奥書「慶安二年己丑秋八月中旬識焉/依永田純斎丈需集之 弘正」。巻末朱書附記「右慶安己丑秋九月南紀亜相公御参宮時永田純斎丈承命使予書二宮図及此記予以非其器雖拒辞之介者牧野氏猶不免之於是相尋于内外神宮以図并記此拝或蓋備于彼時御参向之一法而未相兼於神宮定式故有省略有餘意見者思之」。⑬:元奥書「(文略)于時承応二年癸巳夏六月十六日書写了/与邨弘正再拝」。巻末朱書附記「右神拝記外宮者権祢宜度会朝貞直伝也内宮者祢宜荒木田経盛再伝也尤故実分明也如其口伝秘拝則別書之以備失伝之費共以非神宮器軽伝之哉抑二氏口訣之旨軽伝于人則伝者之非道而受者之非礼也神豈享非礼哉慎之云云/与邨源弘正頓首再拝」。
成立推定
近世中期写
内容注記
伊勢神宮の参拝次第や服忌に関する諸資料を集成した書。慶安2年9月、和歌山藩主徳川頼宣が参宮した際に、同藩儒永田純斎(善斎の子)の依頼により外宮祠官の与村弘正が編んだもの。内容は以下の通り。①「参宮之次第」:外宮の参拝次第。参拝時に唱える真言を記す。朱書附記の末に「御膳奉仕之次第」以下の別本の記事を付す。10丁。②「外宮神拝之次第」:外宮の参拝次第。4丁。③「両宮神拝」(仮題):両宮の参拝次第。「外宮神拝」「内宮之拝」「参道之次第」より成る。3丁。④「参宮神拝之儀式」:外宮の参拝次第。7丁。⑤「天照皇太神宮神拝之次第」:内宮の参拝次第。3丁。⑥「内宮神拝之記」:内宮の参拝次第。5丁。⑦「祝詞集」(仮題):神前で唱える種々の祝詞集等。19丁。⑧「太神宮服仮令」:漢字かな交じり。5丁。⑨「物仮令」:漢字カナ交じり。5丁。⑩「太神宮服仮令」:漢字かな交じり。7丁。⑪「服仮令」:漢文体。4丁。⑫「伊勢太神宮参宮儀式」:両宮参宮の服忌・参拝等の故実解説書。漢文体。17丁。⑬「二所太神宮参拝儀式」:両宮の参拝次第・故実解説。漢文体。24丁。
旧蔵印・識語
印記「藤原則親」「来田氏家蔵」。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
175.8-Y
備考
原装雲紙表紙。『神名秘書』(175.8-W)と同筆・同装丁。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
名大システム 古典籍内容記述的データベース
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