斥非
引用
,『斥非』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00256)
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ID
j40
コレクション内カテゴリ
- 神宮皇学館文庫
書名
斥非
書名ヨミ
セキヒ
別タイトル / 旧書名
斥非
書名備考
原題簽存(本文同筆)。
編著者
太宰春台著、稲垣白嵓・原雲沢校
(
ダザイシュンダイ・イナガキハクガン・ハラウンタク
)
数量
1冊
寸法・大きさ
23.9/16.4
丁数
20
原装・改装
原装
版写
写
刷り書写の態様
転写本。
書型
大
成立
延享2年夏4月、東都 原尚賢(=原雲沢)序。巻首「春台先生著 門人 稲垣長章穉明(=稲垣白嵓)・原尚賢子才 同校」。巻末「信陽 太宰純」。書写識語「明治十八乙酉年九月十一日起筆十一月廿日写了/長谷川篤/満十年」。
成立西暦
1885
内容注記
世の中の文辞に携わる者たちが、中国古来の用法を誤って用いている様子を見るに忍びなく思った著者が、その誤りを正したもの。礼制・講経・詩法・姓名字・官職・地名・印章・書礼の式など約30項目にわたって、その古来の用法を注解し、誤った用法を指摘する。本書はその延享2年版本の写し。春台門人の序文によれば、春台が、数項目ずつ弟子達に示していたところ、ついにはその数が30余条にのぼり、一書にまとめれたが刊行はされていなかった。その後、本書が世の中に出回ったが、実はそれは盗刻であったため、春台自身がその誤りを正して刊行しようとした。ところが、それを聞きつけた浪花の売人が盗刻を売り出したという。この、盗刻本とは、本書の底本の前年の延享元年に刊行されたもの。数カ所、朱書にて匡郭上部に書写者と旧蔵書による書入がある。本書の書写者、長谷川篤は本書を写した時、満10才であったこと以外、伝記未詳の人物。序「春台先生曰、今之学者、苟学孔子之道、則当以孔子之言為断、為文辞者、苟〓{4FF2}華人、則当以華人為法、此弁是非之公案也、蓋先生嘗観世之学者所行、不忍見其非、因一二斥之以示小子輩、遂筆之、積以日月、而其事亦弥多、至三十餘条、名曰斥非、未及梓行、時我二三兄弟者、人寓一本而蔵之、(中略)先生聞之、恐狡猾売人、盗刻誤本、以牟其利、因謂其徒曰、不如吾刊之以止其誤伝、遂使稲垣長章与尚賢、謀繍梓之事、繕写裁卒、而未及校正、聞浪花売人、果盗刻而鬻之、索得而視之(下略)」。
旧蔵印・識語
印記「長谷川氏蔵書之章」・「中堂」。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
121.68-D
備考
四周単辺、藍色刷10行罫紙。本文漢文(白文)。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
名大システム 古典籍内容記述的データベース
名古屋大学が所蔵する和漢古典籍について、書誌だけでなく内容までも詳細に記述したデータベースです。