楊柳科 柳譜
引用
『楊柳科 柳譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-15298)
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ID
M2005033019134034966
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
楊柳科 柳譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 122 楊柳科 柳譜
巻次
122-055
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
やなぎ、楊柳をいふ、梁木なるへし、水辺に多き木也、又箭の木の義、古へ比木もて箭とせし事西土の書にも見へたり○柳のかつら物に見えたり○和名杪に楊をやなぎ、柳をしたりやなぎとも見ゆ、群芳譜に垂柳○名あり、水楊をかハやなぎとよめり、丸葉やなきとも、えのころやなぎともいふ、新撰字鏡に〓をゆやなぎとよめり、はこやなき也○美葉やなぎとよふハ金糸柳也、金糸梅とよふものも類也、致冨奇書に見へたり、こぶやなぎハ杞柳也、又まりやなぎと称するあり、花ハ細糸を乱せし如く、実鞠の形をなせり、ともに葉の裏面につけり○別路に柳をよむハ唐詩に離別河辺綰柳条といへる意也、柳条を折綰て環にする也、環ハ還と音同しけれハやかて還れといふを祝する也、逍遥院、ふりにけりいくその人の別路を哀とか見しし青柳の糸○草庵集に宿ハ柳の何ふりてとよめるハ将軍を柳営と称るによれり、周亜父か細柳の軍営より起きり○おのつからよわきをのか力にて柳の枝に雪折ハなし、西土の書に蒲柳の質といへり、蒲柳ハ川やなき也、又准南子口義に古語に云長直(の、訂正)之木有折傷弱垂之柳無損折と見へたり○楊を家庭に植るを忌ハ事文後集に此是塚墓間木非宮中所宣種とあり、此によれるなるへし、此楊ハ白楊といへり○源氏に柳の葉をもゝたひあてつへきといへるハ養由基か故事史記に見へたり○やな草あり、形状柳の如く、花薄紫色にてしほらしき品也、一種形ハ似て
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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