楊柳科 柳譜
引用
『楊柳科 柳譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-15296)
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ID
M2005033019133734964
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
楊柳科 柳譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 122 楊柳科 柳譜
巻次
122-053
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
{【剪花翁伝 前ヘン一】、朱書}○芳柳、加賀柳ハ大しだり也、飴(あめ)柳ハ芽飴色にて中しだり也、白芽柳、黒芽柳ともに中しだり也、都て垂柳の春嫩葉延出るを剪花(はなきり)者青柳といへり、二月の頃水升かたく、嫩葉萎凋(なへしぼ)むもの也、是に逆水して横になし、藁〓の類にて包み置へし、少間(しばらく)して活るなり、或ハ鋸目を入て水に扦(さし)置もよし、〓ハ早春よし/柳、数品あり、楊柳尤うるハし、柳ハ早く長すさして長しやすし、多くうへて薪とすれは民用に利ある事唐土の書にも見へたり、又■つ作る牙杖(やうじ)とす、【筑前後風土記】/楊柳、柳ノ類又多シ、シタレ柳尤ヨシ、ヤマトモロコシ共ニ古今ノ人メテモテアソフ事カキリナク詩哥ニモ多ク詠セリ、園中ニ必ウヘテ雅典ヲタスクヘシ、春ノ初新芽ノ生スルウルハシ楊柳ノ風、楊柳ノ月詩人殊吟賞ス、イト柳、柳ノイト奇人モ詠スサセハハヤク長ス、サシヤウ正月ワカキ楊柳ノ枝ノ大キサ笛竹ホトナルヲ、長一尺五寸ハカリニ切、本ヲ火ニテ少ヤキ、肥タル湿地ニ少カタフケテ、上ノ少アラハルヽ程ニフカクウツニマハリヲ踏ツケテ、地カハリハ時々水ヲ懸ヘシ、一本ヨリ枝オホク生出ル内ニテ、大ニシテスナホ成ヲ一本残シ、其余ハミナ切去ヘシ、スクナルツヨキ竹ヲ一本其側ニ動ガサルヤウニフカク立縄ニテ所々柳ニユヒ付置ヘシ、一年ノ中ニ長シテ一丈斗ニナル、カタハラヨリ出ル枝ヲハツミテ一株ヲスクニ高ク長セシムヘシ、【花譜 五】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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