楊柳科　柳譜

日本語

柳フニ入、■蘭山翁の示すさた、一柳は数種ある事、予か塾に柳之種あり、一ハ京の■■ニ摘星楼とて六如上人の房の庭にある也、柳の枝をよセるなり、もと紫柳多かりしが、水土によればとや今ハすくなし、一ハ蘇州府の種とて長崎の徳見茂四郎より送り来る、一ハ蜀柳にて荒木為五郎より得たり、比柳ハ西洞院風月入道殿、主上より賜りしをわかちて去年とて平松完致に賜て完致備中松山人、旧知故にへもわかち植たりといふ、荒木ハ松山人なり、予と善し、蜀柳ハ近頃枯たり、柳（ニ、訂正）ハ皆雄本、雌本アリ、雄ハ花ノミニシテ実ナシ、故ニ■ナシ、世ニ柳ノ品種多シ、蘭山ノ■■ヤ洋説ヲ示サン事師乞フ、和■ハ紫尠（少、訂正）多ナキマ■■、先少キ也、淡種、紫折■、柳紫多クシテ可歓、今所両此類歟、元黒柳ハ皆然リ、（■也、抹消）、先年来柳、■国愛シ栽■種頗ル多シ、其所ノ■■種也、花アリ後実ナル、ソノ実小キ仁ニ■ノツクモノ也、実ハ混シ区別ナシ、諸々山、花ハ紫、相（別ナリ、抹消）、李答、風起揚花愁移人、劉兎錫ニ晩来風起花如雪