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桜譜

引用
『桜譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-07200)
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ID
M2005033016235522049
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
桜譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 047 桜譜
巻次
047-100
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
{【草木育種】、朱書}桜、大和本草に曰日本に昔は梅をはなといふ、中世より桜を花といふ、又漢土には桜なし、朝鮮には桜ありと云、吉野の桜は夥ありて山谷に満たり、凡桜の類甚多挙てかぞへかたし、桜の数をあつむる書は、桜品に詳なり、其余猶多し、八重桜の遅を泰山府君(たいさんぶく)といふ、又かば桜、あそぎ桜、香桜等あり、又寒緋桜は花単にて紅く早く開くものなり、彼岸桜は単にて小く早開ものなり、彼岸したれはいと桜といふ花も枝も皆下に垂る也、是に紅きものあり、熊谷桜は八重にて早く開ものなり、犬桜に二種あり、一は単桜に似たり、一は樹の形彼岸桜に似て花は穂をなし、うわみづ桜に似て、花弁毛の如し、うわみづ桜は花穂をなして花の形郁李(にはむめ)に似て白く後、紅き実を結塩に漬て食ふべし○総て桜類は山高き地にて、赤土野土等によく、しめり地植たるは栄ぞ、二月切接にしてよし、八重桜は一重の山桜の砧へは接てもよし、彼岸桜又いと桜の砧へは接がたし、又彼岸桜彼岸しぐれの類は彼岸桜の砧へ接べし、山桜八重等の砧へは活がたし、又寒緋桜は八重桜の砧へ接てよし、多くつぐ時は圃へ並植土をかけて稍(ほ)を少し出し置、四方を囲ひて、風雨を除置、芽の生るに従(したがつ)て土を去り、囲をとるべし、冬中根とりて人糞を入れてよし、植替は二月十月よし、又二三月頃小刀にて、樹の皮を引切て置ば、肉を生じて樹よくふとるなり{右サクラ、【草木育種】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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