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薔薇科 杏譜

引用
『薔薇科 杏譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-06816)
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ID
M2005033016163021299
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
薔薇科 杏譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 043 薔薇科 杏譜
巻次
043-024
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
杏花、須和名にからももといふ、篤信今案するにあんずとは、杏子の唐音なり、唐詩畫譜曰根あさし、大石を以て根におけはさかへ花実多し、○ひとへあり、八重あり、ひとへは実多し、賤民土地よろしき所へ多くうへて実をとり利をうる、只果として食するのみならす、杏仁は切用の薬なり、又杏仁を料理にも用ゆ、紅の八重は六代となつく、紅梅より花大にしてうるはし、ひらかんとするとき又さきそめたるみことによしはふみてのちは甚たうらめし実よれはり凡杏花は紅梅よりおそく、桃よりはやし、杏実をうる法農政全書曰実の熟したる時肉ともに糞土の中に埋生して長四尺はかりの時にうつし植えし、杏をうふるには人家に近きによろし、しばしばうつしうふことなかれ、しばしばうつせはさかへす、正月小根をきりさるゆうに根まはりをほりて、温氣をかよはす、一説には木の下をつちにてうつへし、二月には薬をさり、三月にはとをく其まはりをふりて、水を通し日てりには水を澆へし、霜霜ある時は樹下にけふりを焼て花を守るへし、桃の産に杏をつけは実を結ふ事紅にして大なり、此木いのちなかし、桃には似す【花譜】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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