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棕櫚科 下

引用
『棕櫚科 下』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17373)
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ID
M2005033019563837055
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
棕櫚科 下
別タイトル / 旧書名
Vol. 129 棕櫚科 下
巻次
129-084
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
桄樃、{【広東新語】、朱書}、桄樃似椶櫚而多節、巨者径二三尺、幹長■■丈至杪、乃柯條相比葉生於杪、不過数十百葉、葉下有鬚、長短如鹿馬尾、微風動之蕭、疎可愛花開、成穂緑色子如青珠、毎一樹輙有青珠百余條、鬚多於葉珠、又多於鬚風飄颺之、若水簾繽紛而下■也、広人偶旱毎以其珠結香亭舁之祈祷、謂可致雨、子紅熟者連瓤食之頗甜、皮中有白粉、桄樃麵、故海南人有檳樃為酒桄樃為飯之、語其心似藤心以為炙亦滋腴極美、南方奇木故多椶蕉、本而皆可食桄樃、蓋其一云桄樃、一名麺木、語云母言天涯可以為家食、有麵木飲有酒花、謂此木色類花黎而多綜紋珠暈重重紫黒斑駁、可以車鏇作器、鬚可織巾及掃帚、肌甚剛可作鋘鋤及鎗以代鉄、番人多用之、下四府人以其小者為屋椽為梁柱、然多空心、与檳樃椰蒲葵三種皆号木中之竹、檳樃葉小椰大二種取其実、桄樃取其材、蒲葵取其葉、一種南椰取其粉、皆南天之奇植也、諸祠宇多植桄樃蒲葵木綿、仏寺多植菩提、里社多榕池塘提岸多水柗茘支、広州訶林旧多訶子頻婆、其菩提樹植自蕭梁、年間為諸寺菩提之祖、南海廟波羅蠹樹亦為十郡波羅蠹樹祖、広州屯田道署有梡樹、若榕非榕格、冬時葉不萎落、梡則尽落、亦数百年物為諸梡之祖、故広■■中老樹以訶林菩提及此梡■称而桄樃則最古少矣
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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