棕櫚科 下
引用
『棕櫚科 下』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17319)
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ID
M2005033019553937001
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
棕櫚科 下
別タイトル / 旧書名
Vol. 129 棕櫚科 下
巻次
129-030
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○棕櫚の効用、其葉ハ以て叩、庭箒に作るへく、其皮ハ以て蝿箒、靴拭に製すへく、其葉の先切れハ之を以て敷物となすへく、煉瓦の代用となすへし、其幹ハ小斎の屋柱、欄干等に用ひて頗る雅趣あり、又鐘杵とし器物を鏇作すへし、嗚呼棕櫚の効用ある、夫れ此の如く多し、豈夫れ之を軽視して可ならんや、棕櫚ハ洋名(をチヤノーロフス、イキセルサ)と云ひ、其幹の高さハ凡二三丈にも達して、外面ハ赤茶色の毛苞を以て毎葉を保護す、其剥落の瘡ハ各々一節をなし暗黒色をなす、葉ハ幹頭にありて花ハ雌木、雄木共に花色淡黄なり、実ハ花謝して後に直ちに結ぶ、大ひさ豆の如く、初めハ黄にして終にハ黒褐となる、且つ此樹ハ尤も雅致を供ふる樹木にして
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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