松柏科 松譜
引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16849)
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ID
M2005033019470136531
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 138 松柏科 松譜
巻次
138-031
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
実生後三四年目に其苗を三月中を期して根際六七寸四方に鋤を以て深く根を回し、其根土の落ちさる様よく注意して堀起し、長き立根あらハ末の曲らさるやうに之を切去り、直に移植す、又十十一両月中に移植せは枯死し易きを以て根回し春植より一層大にし、念を入て之を植るへし、然るときは生育殊に宜しと云へり、又佐藤信淵翁の著書にハ白岩等にて草木の生長さる山にても窪ミを作り、土を少し置て植る時は五七年の間に悉く青山となる又曠々たる原野、或は海浜の砂地にても三和土一振に種子三粒ツヽを処々に埋置埋置ときハ数年の後悉く松林と成るものなり、三和土は壚土三十荷と赤土、「又青紫黒土」、赤埴、又ハ紫黒か黒赤埴か、青埴、各十荷、此三埴を能く混和し、人糞十荷を上より注き、精細混同し、之を小屋の内に六十日程休置たるものなり、偖亦松林を仕立るに秋季松子のある枝條を伐截して之を其欲する地に挿植し置き、或は又三月中旬に其種子を地表に散布し、鍬なとにて土を起き反し置く時は容易く松林を造るへしき云ふ者あれとも、夫ハ鳥類に其種子を喙去さるゝの恐あり、尤も松類は其母樹近傍
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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