松柏科 松譜
引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16848)
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ID
M2005033019470036530
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 138 松柏科 松譜
巻次
138-030
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
散し、日光に三四日曝し、時々竹耙を以て掻き回し、其松子の十分開きたるを認め、殻と種子とを区別し、粃を除去し日光に曝すこと一にして、再ひ粃を去り布袋に入れ、空気の流通する処に釣り置き、四月十日頃苗地を耕起して土塊を能々細碎し、深さ六寸計土を除き、堆肥を施し土を覆へ、竹耙を以て掻均し能々■付け置き、四月下旬壱■ニ付其種子一合五夕に菜種油粕の細碎せしもの一合五夕を混和して播下し、竹耙を以て土を混和し、薄く藁を蓋ふ、後二十日を経、発芽せるを見、其藁覆を除くなり、若し日和続きに逢ふときハ日除をなして時々泔水を注き、雨続きにハ糞水を施し懇に育て、翌年三月下旬乃至ハ四月上旬迄に人馬力を以て圃地を耕起し、土塊を細碎し、一尺五寸計の睦を作り、苗木を凡そ五寸隔に移植して之に薄肥を施す、又株数は一反歩に凡四万とす、其法三月二十日頃種子を泔水に七日間浸し置き、水より揚け一日乾し、畦を作りて薄く其種子を蒔き、四五分土を覆ひ置きて時々泔水、或は厨下の溝水等を注き、湿うの絶へさるやうにし、初夏より日覆をなし、秋季に至りて取除き、冬は厲風を防き、二年目も春夏の間ハ度々泔水洛水を注々者もあり、川上の苗木は中耕と除草を怠らされハ、三年目の三四月迄ニハ一尺五寸乃至ハ二尺二三寸に生長す、又滋賀県下阪田郡辺に於てハ、
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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