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松柏科 竹柏羅漢松譜

引用
『松柏科 竹柏羅漢松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16811)
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ID
M2005033019461936493
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科 竹柏羅漢松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 137 松柏科 竹柏羅漢松譜
巻次
137-017
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
{【倭訓栞】、朱書}○なぎ、神代記に諾をよめるハ音を転したる也、奈良を諾楽と書る如し○蕩字をよめるハ沫蕩尊の類也、融和の義なり、常になきたひらくといへり、詩に魯道有蕩の蕩をたひらかなるとよめり○倭名鈔に水葱を訓をり古へ菜茹したるにや、新猿楽記に腐水葱と見へ、万葉集になぎのあへものとよめり、菜葱の訓義なるへし、されと水葱はふとゐ也、なぎハ三才図会にいふ浮薔也といへり、新撰字鏡には荅をうきなぎとよめり、俗に水葵とも沢桔梗ともいへり、中国、九州にあきなしといふ、駿河に莕をなきといふ○歌にこなきともよめり、田水葱といふも見ゆ、田につくりたる事宇治拾遺に見へたり、催馬楽にもよめり、枕草紙に八幡の事出るにみゆきなとになぎの花のみこしに奉るなといとめてたしとみへたり○著聞集に成通卿熊野に詣て蹴鞠ありしに、夢中になぎの葉一枚得てまもりにこめて持たれし事をしるし、保元物語にきりめの王子のなぎのはを百度千度かさらんとこそおほしめすと見へ、夫木集に熊野の事をよめる哥になぎの葉にみかける露なと見へたり、熊野にてなぎを尊ふハ伊弉諾尊より出たるなるへし、此ハ樹になぎと称するもの也、葉を力柴といふ、きれがたし、其葉水葱に似たるよりいふなるへし、平家物語に栴をよめれと竹栢也といへり/竹柏、ナキ、大樹、多正字通曰峩看山一種竹葉柏身曰竹柏、花鏡ニモ載、{【紀南六郡志 四木】、朱書}/{ナ十三、朱書}/葉与竹類緻理如栢以状得名亭帝修直、右竹栢、生峨眉山中、葉繁長而籜似竹、然其幹大低類栢而亭直、【益都方物略記】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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