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松柏科 公孫樹譜

引用
『松柏科 公孫樹譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16660)
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ID
M2005033019433436342
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科 公孫樹譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 136 松柏科 公孫樹譜
巻次
136-021
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
白果、銀奈(キンナ)、ひはつ、{是ハ別ニ、朱書}、【日本風土記】/銀杏、イチヤウ、一葉ト云心也ト云【大和本草】、ギンナンノ木、実ヲキンナント云故ナリ、ギ{ン、朱書}ナン、銀杏ノ唐音ナリ、筑前ニテ略シテキナント云、杏ヲアント日本テ唱付ル也、沢山アリ、形状シレタモノ也、甚大木モアリ、多ク正直ニ高クソヒヘ、集解ニ二三丈ト云、本草彙言ニ四五丈ト云、太ク正直ニ立上ヘ、枝多出、背短シテ幅広ク、クルリヘ枝出ルハ少シ白、本願寺ノハ上ヘ不立、クルリニ枝ハビコル、コノ立ハ少シ葉ノ状扇ヲ開タ如シ、幅三寸、細キ立筋アリ、外ニ筋ナシ、厚シテ肌見事也、上ノフチ鋸歯アルモナキモアリ、冬葉ナシ、春新葉出揃テ葉間ニ花付、七分斗ノ穗也、黄白色ノ栗ノ如キ細キ者多付、早ク落ル、花ノ付処ノ下ニ多落、夜中ニ落ルトイヘトモ昼迄モ有、跡ニ実ヲ生ス、実如棟子ト云々、日本ノセンタンヨリ大也、サレトモ唐ノ棟子ハ大、故如棟子ト云也、初緑色、後クサリ肉トロトロトシテ悪臭アリ、中ニタネアリ、皮ノ色白シテ青ミアリ、トクト熟シテ白キ堅キ皮也、角二ツモ三ツモアリ、雌雄ノ別也、又四五稜七稜モアレトモ稀ナリ、多クハ二稜也、三稜モ少シ、四稜五稜ハイヨイヨ少シ、堅皮ヲ去、中ニ薄青キ仁アリ、食用ニシ、又薬用ニス、実一名仁棗【汝南圃史】、霊眼【同上】、白眼【同上】、白杏【事物異名】、玉果【潜潜確類書】、木ノ一名鴨脚樹【汝南圃史】、公孫樹【同上】、仏指甲【淅江通志】、火槖木【通雅】、枰【通雅】、擗【同上】、平仲木【正字通集解】平仲木知■ヌヤウニ云テアリ、正字通ニ■ツキリトアリ、{白果樹【袁州府志】、朱書}/{集解ニ葉ノ京岐アル者ヲ■トス、実ヲ結ブ、岐ナキ■■雄ナリ、■■ヲ■■ズ、朱書}、{玉■全書ニ三稜者有事、朱書}、{杏、大木■■ニ生シテ長ク下垂シテ石鍾乳ノ如クナルアリ、■シテ長キモノハ丈余ニ至ル、土州方言イチヤウノキ、又唐山ニテハ銀杏木ヲ顔■■■■■■■■リト汝南圃史ニ見ヘリ、朱書}/○「瑣碎録」銀杏北人称為白果、南人称為霊眼、宋始入貢改名銀杏【格致鏡原】/○銀杏、瑣碎録云、雄者三稜、雌者二稜云々、右庶物類纂ヲ引/○銀杏ノ花ノ説、スーベルト植学書325ニ出ツ/○按ニ此材白色ニシテ密ナリ、故ニ肌理白膩トアリ、棋枰ニ此材ヲ用フルヤクニ覚ユ、名可■也/松柏科、枰【文選】ト啓蒙ニ引ケリ、可検也、葉ハ榻扇状ニ(廓、訂正)拡張セリ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
「伊藤圭介」の朱印
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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