松柏科 榧譜
引用
『松柏科 榧譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16554)
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ID
M2005033019413736236
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
松柏科 榧譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 135 松柏科 榧譜
巻次
135-038
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
郷名カヤ、柀子、赤果、玉榧、玉山果、榧実、{名加信、朱書}●別録曰、榧実生永昌柀子生永昌山谷●弘景曰、彼子亦名羆子、従来無用者、古今諸医不復識之、榧実出東陽諸郡●恭曰、彼子当従木作柀子、誤入蟲部也、爾雅彼亦名〓其葉似杉、木如柏而微軟、子名榧子宜入果部、又註榧実云即蟲鄀彼子也、其木大連抱高数仭、其葉似杉其、木如柏、其理似松〓細軟、堪為器用●宗奭曰、榧実大如橄欖、殻色紫褐而脆、其中子有一重黒粗衣、其仁黄白色、嚼久漸甘美也●蔵器曰、棑華即榧子之華也、棑与榧同、榧樹似杉、子如長檳榔、食之肥美、本経蟲部有彼、子陶氏復于木部、出榧実棑華皆一物也●頴曰、榧有一種粗榧、其木与榧相似、但理粗色赤耳、其子稍肥大、僅円不尖、神農本草柀子即粗榧也●時珍曰、榧生深山中、人呼為野杉、按羅願爾雅翼云、柀似杉而異于杉、柀有美実而木有文采、其木似桐而葉似杉、絶難長、木有牝牡、々者華而牝者実、冬月開黄円花結実、大小如棗、其核長如橄欖核、有尖者不尖者、無稜而殻簿黄白色、其仁可生啖、亦可焙收以小而心実者為佳、一種不下数十斛、陶氏不識柀子、惟蘇恭能弁為一物也●大和本草曰、榧(カヤ)、モミニ似テ葉サキトカリテハリノ如シ、雄木ハ枝上ミニ向フ、実ノラス、雌木ハ横ニ垂ル、ミノル、吉野山ノ産ヲ上品トス、大木多シ、用テ器トス、上材也、其木屑(クズ)ヲ焼ハ蚊退ク、カヤリノ木也、リノ字ヲ略セリ、一種円実アリ、味亦可也、榧子ハ寸白蟲ヲ殺ス、多食スレハ脾肺ヲ傷リ、泄痢ヲ患ヒ、痰ヲ生ス、本草云、榧子皮及葇豆能殺人△榧、樅(モミ)、栂(トカ)、ヒヾ、虎ノ尾モミ、柡(サカヽキ)、是皆葉相似テ一類也●一本堂薬選、榧子俗呼葛鵶(カア)●用藥須知/中陵漫録ニ框子ノ渋皮ヲ去ルニハ先框子ヲ米泔水ニ浸ス、三五日褐ノ内胡麻油ヲ少シ、今炮スル時ハ渋皮裂テ落ル、仮■■モ手ニテ摩与炮スヘシ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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