雑纂

日本語

【和歌本草提要　巻二】、草之部、【和歌本草提要　巻二】、くさ、草、草（カヤ）【日本紀】【万葉】、草（スケ）【万葉】、草野姫（カヤノヒメ）【日本紀】、草葉（カヤノカキハ）【同（日本紀）】、古書の訓かくの如し、古へは通て云ひけるにや、万葉、河上の湯津いはむらにくさむさす常にもかもなとこをとめにて、くさとよみたる歌記すに遑あらす、略之、草ハ百草の総名なり、をくさ、小草、したくさ、下草、【和歌本草提要　巻二】、万葉事たくハかにかくせんを石代の野辺の下草吾しかりてバ、をくさをとをくさすけをとしほふねのならへてみれハをくさかりめり、馬に飼ふ草なり、まくさ、【和歌本草提要　巻二】、【催馬楽】、この岡に草刈童しかなかりに有つゝも君かきまさんミまくさにせん、みくさ、水草、みかけ草、水陰草○水中水涯に生ふる草なり、ミつかけくさ、【万葉】、いにしへのふるき堤はとしふかき池のなきさにミくさおひにけり、【同（万葉）】、天の川水陰草の秋風に靡くを見れハ時ハきぬらし、又長く繁り生ひたるを深草（ミクサ）ともよめり【和歌本草提要　巻二】、同（【万葉】）、真草かるあら野ハあれともみち葉の過行く君かかたみとそこし