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楊柳科 デロ楊譜

引用
『楊柳科 デロ楊譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16036)
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ID
M2005033019315535718
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
楊柳科 デロ楊譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 125 楊柳科 デロ楊譜
巻次
125-041
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○秋田県、かどろ樹採綿の説、十四年十一月記新聞、偖又此樹の性質ハ甚強壮にして之を挿木するも能根を生ずること柳枝に異なることなし、而て生育の土地ハ燥湿両ながら嫌ふ所なれども、溪澗沼河ハ最此樹の適応地なるが如シ、又結実も年期に至りてハ未だ確乎たる経験を為したるにあらされとも聞耳する所を以て推考するに、大凡栽植より七八年にして若干の結実を收むべく、十二三年を過れハ拾貫目内外の顆実を收むるに至るべし、夫れ斯の如し、若し后来此樹をして広く荒廃山野の曠地に植栽することあらバ、唯に巨額の新利を收むるのみにあらず、寒境僻地、終年新衣を纏ふことなき地方と雖ども温袍暖衣を着くるに於てハ甚だ容易に得らるゝに至るべし、且又之を宅地の空処に植ゆるとせよ、秋気に至り女児等の手に於て年を六七貫目の綿絮を收むるに難からさるハ疑なし、豈巨益の良樹ならずや、依て考るに少しく此樹の栽植に注意すれバ一村一郡を富すべく、大に之を栽植すれバ全国を富すに至るべし、又頭を転して我国現今の貿易上を見に輸出常に輸入を償ふに足らすして年々一千余万の正金をして空く海外に散飛し去ることを之を以て当路の有志ハ百方防護に苦心せらるゝこと雖も如何せん、人民が嗜好深き
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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