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楊柳科 白楊譜

引用
『楊柳科 白楊譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-15871)
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ID
M2005033019263235553
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
楊柳科 白楊譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 124 楊柳科 白楊譜
巻次
124-025
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
註アリ、本草綱目ニ天門冬ノ一名トセリ、釈恵洪カ冷斎夜話ニ老社詩夭棘蔓青絲、自是一種ノ物、王元之詩夭棘舞金絲即柳ト評セリ●右同書ニ不流束蒲、王風楊之水章、朱註蒲々柳、春秋伝云菫沢之蒲杜氏云蒲楊柳可以為箭者是也△正名カハヤナギ、陸璣草木疏ニ皮正声者曰小楊、其一種皮紅者曰大楊、其葉皆長広於柳葉ト云モノ是ナリ、毛伝ニハ蒲草(ガマ)也ト釈ス、鄭箋ニ蒲柳ト註ス、朱氏此ニ本ヅク二説共ニ通ス、言薪言楚則不宜為草ト、草木考ニハ弁セリ●右同書、無折我樹杞、鄭風将仲子章、朱註杞柳属也、生水傍樹如柳葉麁而白色理微赤△俗名コブヤナギ、朱伝陸璣ノ文ヲ引テ釈ス、孟子ニ杞柳ト云モノ即是也、又柜柳トモ云、致冨奇書ニ箕柳、一名楊柳ト云モ此物也、葉似柳ニテ少ク皺アリ、今箕辺(ミノフテ)ヲ飾リ箱篋(ハコ)ニ作リ、剔牙枝(ヤウジ)ヲ製ルモノナリ、草木考ニ杞葉円如梨ト云ハ白楊ヲ誤リ認テ杞トセルナリ、白楊ト杞トハ二物也、不可混、詩ニ所詠スルノ杞ニ三品アリ、小雅集テ苞杞、南山有杞ト云モノ、各別物也、後ノ杞ノ条ト并考フベシ●右同書〓有楊、泰風車隣章、東門之楊、陳風東門之楊章、北山有楊、小雅南山有台章、汎々楊舟小雅菁々者莪章、朱註楊柳之揚起者也△和名ヤナギ、柳ノ枝強直ニシテシダレス、葉広ク長キヲ指テ楊ト云、爾雅ニ楊蒲柳ト云ハ此楊ト一類二種也、前ノ蒲条ニ見ユ△白楊、俗ハコヤナキト訓ス、筥箱ノ用ニアツ、故ニ名ツク、葉円カニシテ柴荊葉(スシラ)ニ似タリ、背白シ、木理ハ柳ト一般也、詳ニ本草ニ見タリ、白楊、ハコヤ懸笥瑣談曰白楊葉尖円如杏枝頗頸微風来則葉皆動、其声蕭瑟殊悲惨陜虢南山谷、尤多高サ二三百尺円可丈余、修直端美用為寺観材久則疏不如松栢材勁実也、{【紀南六郡志 四木】、朱書}/陰原柳{(インケンヤナキ)、朱書}、{【花名集】、朱書}、一名はこ柳、一名鹿の子、通用野木葉ハ大きく柳のことくに生セイ、木ハ桜の■しの如く花ハ葉の無時咲、みとりなり、葉■にして大きく少しもしたる心なく、木ふとくつよし、冬中より莟の中にうぶ毛のミどりやどる、生花に甚よし、水に生活よき事川柳に同し、実は青く■の花のことく二寸斗下ル、穂たでの大キか如し
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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