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松柏科

引用
『松柏科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-15841)
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ID
M2005033019255635523
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科
別タイトル / 旧書名
Vol. 134 松柏科
巻次
134-133
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
まき、神代紀に柀をよめり、和名抄に杉の一種とす、真木の葉真ハ〓ていへり、俗に槇と書ハ二号したるなり、一説に此まきハ木の皮の巻たるか如くなるをもて名とす、木理も纒たるか如し、万葉集の檜をほめていふ、真木と異なりともいへり○神代紀に柀と棺槨の具とせり、よて省中の造営に此木を用ひすといへり、又柀にて八角の棺をつくり、死者と安坐せしむるを神道の葬法なりといへり、されと神代紀に将臥(モテフサシ)の具といへす、上古臥棺たる事明けし○古事記神功皇后記に住吉大神告たまハく真木灰納瓠亦箸及比羅伝多作皆散浮大海以可渡と見ゆ○土に入て朽ぬ木なるを■神代より棺槨の木と■り○高野■■金松なりといへり羅漢■■■いふハ同種に羅漢松あるをもてなり、よて七月に仏に供する京師の風俗も起きれるにや、羅漢の称も実の形僧の袈裟をかけたるかことしいへり、いぬまきハ竹葉柏なりともいへり、奥州南部にてハひばといふ、西国にてハくさまきといふ、臭きをもて也とそ○津軽、南、部松前にていふ草柀ハ別種也○凡ての木にま木つ木といふ事あり、まきハ皮なとよくむける、つ木ハ皮むけず、雄木雌木の分ちなるへし○木曽やまの人、真木と称するハ必す檜の事なり、されハ万葉集に奥山の真木の板戸とつヽけたる歌多し、まき、桂まきの戸、真木の屋、真木の外山、真木の葉のしなふなといふも檜ハ宮殿の材なれはほめたる名なるへし○真木流すといふも唯材をなかすといへり、聖武紀に伊勢真木山焚とあるハ伊勢ハ伊賀の誤なるへし、式に阿拝郡真木山神社と見へ、今真木山村にあり、白石明神といふ紫香楽(シカラキ)
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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